2022/01/11
迷子になってたどり着いた答えがある。「わたしらしく働く」とは【 畑の魅力伝道師 寺田賀代后 】
※畑のそばの、豊かな暮らし発掘メディア「ハタケト」は、2022年9月1日より愛食メディア「aiyueyo」にリニューアルしました。
こんにちは。畑の魅力伝道師の寺田賀代后です。
新年度スタートの素晴らしいタイミングにコラムを書かせていただくことになりました。今回のテーマは「わたしらしく働く」です。
去年はわたし自身たくさん考えて。悩んで。一時迷子になりながら最後に一本答えを出した年でした。みなさんは「わたしらしく働く」と聞いて、どんな働き方を思い浮かべますか?
提案したい5つの柱
「わたしらしく働く」という漠然とした表現をより鮮明なものに導き出すには
・ビジョン
・ミッション
・コンセプト
・バリュー
・アイデンティティ
を自分の中に作ることが大切だと考えています。
もちろん、わたし自身がわたしらしく働く前にこれが完成していたというわけではなく、ブレない働き方を作るのに必要なもので、結果的にはこの5つとしっかりリンクしていた。答え合わせしたらガッチリはまっていた、というのが本当のところです。
その中でも今回は特に大切な「ビジョン」と「アイデンティティ」のお話を、ベジくるむの柱と交えながらお伝えしたいと思っていますので、ぜひみなさんも一緒に考えながら読んでもらえたら嬉しいです。
自分自身の武器「アイデンティティ」
アイデンティティとは個人の特性・特徴のことです。
これがわたしだ。と言える要素ですね。このアイデンティティを武器として人は誰かの役に立ちたいと考えて動きます。自分が他の人よりも吐出している物と考えてしまうと、特別な人間にならないといけない…と思い込んでわからなくなったりするのですが、あくまで自分の特徴くらいの考え方で大丈夫です。
わたしのアイデンティティは「スペシャリストではなくゼネラリスト」「無いなら創る、創るなら超える」です。ひとつのことを極める人ではなく、色んなことを手広くそこそこできる人。昔はそんな自分が嫌いだったけど今はそれが強さだと思っています。
枠にハマらず無いものは自分で創ればいい。そして創ったなら徹底的に自分自身の枠を超えるものを作る。ベジふるギフトがその言葉を具現化したものです。
この答えをだす方法は、前のコラムでも伝えていた「自分を知り尽くすこと」にあります。常に自分を客観視して自問自答して知って初めて、アイデンティティは浮かんできます。
実現したい貢献の未来「ビジョン」
ビジョンは簡単に言うと、わたしらしく働いた結果、社会や世界にどう貢献するのか、どうなりたいか、ということです。
家族が幸せになりたいとか、何億稼ぎたいとか、そんな内側にかかるものではなく、もっと広く。自分がそうした時に世界の誰がどうなるのかを深掘りしていくものです。
基本的にどんな会社・組織・活動も、社会や世界の為にならないならしない方がいいのです。
ベジくるむのビジョンは、
・ベジくるむで繋がる農家様、お野菜、お客様が笑顔と感謝で溢れるサービスを提供する。
・野菜の価値が見直されることにより、農業の明るい未来を応援し、食に興味を持つ事で思いやりや感謝の気持ちを持った子達が増える世界を創る。
です。大袈裟ですが、大袈裟くらいがちょうどいい。
「らしさ」は「在り方」
今の現状がどうとかではなく、自分の心がどこにあるのかをしっかり認識する。
あなたらしくとは何ですか?
あなたらしく働くためには何が必要ですか?
あなたはそれを実現して誰をどう幸せにしたいですか?
ビジョンとアイデンティティを決めることは、私らしく働くために重要です。それと同時に、私らしく働くというのは、アイデンティティという武器を持ってビジョンを達成のための一つの要素なんです。
もっと視野を広めて自分を見つめてくださいね。
今年もハタケトのコラムによって、たくさんの人の気付きや挑戦につながりますように。
今年もよろしくお願いします。
ライター/寺田 賀代后
(撮影:小池 菜摘)
今月のテーマは「畑とわたしらしく働く」。あなたらしく働くための工夫や考え方などもぜひ、ハッシュタグ #畑とわたしらしく働く で教えてください。ハタケトへの感想やリクエストなどもお気軽にどうぞ。お待ちしてます!【Twitter】【Instagram】
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