
2022/01/28
値段だけが基準じゃなかった。ハタケトで変わった価値観と、自分にできる小さくも確かな行動
「サラヤとハタケト愛ある暮らし」の連載記事では、ヤシノミ洗剤ユーザーの方々がどんな方たちなのかを紹介しています。
今回は、ハタケトのライターとして活動してるわださえこさんです。もともと安いものを賢く買う節約思考だったさえこさん。ライターとしてハタケトに関わり色々な情報に触れているうちに、好奇心からヤシノミ洗剤を選ぶようになりました。
環境問題についてまだ深く考えられている自信はないけど、できることから日々積み重ねていきたい。自分にとってヤシノミ洗剤は自己肯定感をあげてくれる買い物、と語るさえこさんにお話をお聞きしました。
日用品はコスパ重視。お金をかけずに暮らしを楽しむ
ハタケト:さえこさんはなぜヤシノミ洗剤を選ぶようになったのでしょうか。
さえこさん:ハタケトにライターとして関わるようになったのがきっかけです。わたしの家は、父はサラリーマン、母は専業主婦という家庭です。母は節約思考で、見切り品を上手に買ってくるような人。「〇〇円しか掛けてないのにこんなにおいしいものができた」「野菜のこの部分は捨てずに冷凍すると便利よ」といったことをよく母から教わりましたね。そんな様子を見ているうちに、小さい頃から「安いものは賢く買い、お金をあまり掛けずに暮らしを楽しむ」という考えが自然と身につきました。
ハタケト:ご実家を出てからも「お金をかけずに暮らしを楽しむ」生活をしていたんですか。
さえこさん:一人暮らしを始めてもコスパ重視でしたね。わたしにとってコスパがいいとは、いかにお金を掛けずに楽しい暮らしをできるか、ということです。安く賢くを突き詰めた先に、液体洗剤を使わず「粉」で家事に挑戦したのもこの頃です。
家事ごとに洗剤を買うのはコスパが悪いのでは、と思い全ての家事に汎用できる重曹やクエン酸を買ってみました。キッチンの消毒や鍋を洗ったり、お風呂を洗うときに使ってみましたが、使いづらく長続きしなかったんです。
環境問題については頭のどこかで何かしなければと分かりつつも、自主的に勉強したり取り組むことはなく、重曹も環境のために使っていた感覚はありませんでした。ただハタケトにライターとして関わるようになってから少しずつ変化がありました。

好奇心から始めるアクション。日常生活で触れる情報が変化した
ハタケト:ハタケトのライターになって、どんな変化があったんですか?
さえこさん:自分の中の情報の種類が変わっていきました。ハタケトで一緒に働いてる人をSNSでフォローしたら環境問題についての情報が入るようになったのです。よく「人は身近にいる5人に影響される」と言いますが、わたしが触れる情報の8割は仕事関係から得るものなので、ハタケトに関わるようになってから価値観が少しずつ変わっていきました。
地球に優しいことの方が良い、という感覚はもっていましたが、学校で習う環境問題は概論だけで、具体的にどんなアクションを取ればいいかまで分からなかったんです。地球に優しいことを学びながら、教室には市販の洗剤が置いてあるわけですし。でもハタケトで知り合った方たちは環境問題に対して具体的な手段を教えてくれました。その情報を見るうちに選ぶものが変わったんです。
ハタケト:どういうものを選ぶようになったのでしょうか。
さえこさん:まずはハタケトの人たちがオススメしている日用品を試すようになりました。例えば洗剤関係だと、そもそも洗剤を使わないアイテムも試しました。必ずしも洗剤が必要ではないことは目から鱗でしたが、本当に洗えてるのか心配になり始め、それならエコな洗剤はないかと探したときに見つけたのがヤシノミ洗剤です。近所のドラッグストアでも買えるというハードルの低さから我が家で導入し始めました。
ハタケト:情報に触れているうちに、自分に合ってることから環境に良いことを始められたんですね。
さえこさん:環境に配慮した製品を使った方がいいとは頭では分かっていたので、それまで安さ重視だった日用品、中でも「洗えればOK」ぐらいしかこだわりがなかった食器洗いの洗剤から考えてみました。ヤシノミ洗剤を使うようになってから、生分解性の話も知ることができ、色々気になって調べていくうちに「せっかく洗剤を使うなら生分解性の高いものが良い」と思うようになりました。今度はお風呂洗剤とトイレ用洗剤もSARAYAさんから販売されている洗剤を使うことに決めています。
わたしにできる「一票」のアクション
ハタケト:コスパ重視だったさえこさんですが、日用品に少しお金をかけるのは抵抗ないですか?
さえこさん:今は、自分の中でコスパの基準が変化したと思っています。今まではお金をかけず楽しく暮らすことを基準にしていたのが、ハタケトで働き始めたことで新たに「環境配慮」が加わりました。環境配慮した製品で、手も荒れない。しかも手が届く値段でドラッグストアで購入できる。今のわたしにとってヤシノミ洗剤はコスパが良いものだと言い切れます。
ハタケトで農業の分野で活動されている方に取材したり、環境問題について情報を触れたりしているうちに、自分のした行動は環境に繋がると考えるようになりました。以前から、ひとつひとつの行動が世の中を作っているという考えはもっていたのですが、ハタケトの世界観に触れて、ひとつの消費者行動が環境に与える影響も想像できるようになったんです。
わたしがヤシノミ洗剤を選んで家で使うことで、夫も使うようになります。まだ幼い娘もいつか大きくなったら洗い物を手伝うようになって使うでしょうし、大きくなって家を出て行ったときに自分で買って使うかもしれません。少しずつ自分の周りから広げていくだけでも、意味があることだと思います。社会を良くするのは選挙だけではなく、こうした小さくても確かな一歩。ヤシノミ洗剤を買うことは、消費者としての一票です。
ハタケト:ヤシノミ洗剤を始めとする、環境のためのアクションが無理なく続けられる秘訣は何ですか?
さえこさん:目の前にあるものを手に取ってただ使う、それをSARAYAさんのヤシノミ洗剤に変えただけなので、わたしは特に何もがんばってないんですよ。ちゃんと洗えてるのかという心配もなく、ドラックストアでも買える。環境のために熱い使命感があるわけではなく、楽しみながらできることなので続けられています。全てをいきなり変えるのは大変だと思いますが、自分の暮らしに無理がない範囲で続ける。そうすると普通に生活しているだけで自己肯定感も上がっていくんです。
(インタビューはここまで)
さえこさんのように自分が楽しみながら行動を積み重ねていくことで、自己肯定感もあがっていく買い物ってとてもすてきですよね。
目の前にある日用品をちょっと変えて、社会や環境と繋がってみる。
筆者も値段重視で今まで選んでましたが、話を聞きながらずぼらな自分にもできそうな気がしてきました。今使っている洗剤がもうちょっとでなくなりそうなので、日々の買い物を見つめ直し、早速消費者の一票としてのアクションを起こしてみようと思います。