
2025/09/15
【愛食フェス2025出店者紹介】柴海農園〜旬のある暮らしを分かち合う、畑からの贈りもの〜
”いのちのらしさ”を祝い合う、「やさしくっておいしい食と軽やかでごきげんな人が集まる日」
「愛食フェス」が、今年は2日間にわたって開催決定!
会場は昨年に引き続き、東京・下北沢のBONUS TRACK。
「食」や「ひと」が持つ、いのちの“らしさ”を味わい、感じ、分かち合う時間を楽しみませんか?
そんな愛食フェスの会場に集う個性豊かな出店者さんたちを、ひと足先にご紹介!
どのブースにも、“らしさ”がぎゅっと詰まっています。
お店の情報や、出店に込めた想いを、ぜひのぞいてみてください。
※愛食フェスってどんなイベント?についてはこちら
畑と食卓をつなぐ小さな循環 ─ 千葉・印西で育つ多彩なやさいと加工品

千葉県印西市ののどかな風景の中で営まれる柴海農園さん。
農薬や化学肥料に頼らず、年間でおよそ40品目、150種類もの野菜を育てています。畑の野菜は、個人宅への宅配や飲食店・小売店への販売を通じて食卓へと届けられる一方で、規格に合わなかったり、収穫量が多すぎたりして、市場に出られないものも少なくありません。
そうした野菜に新しい命を吹き込むように始められたのが、加工品づくりです。ピクルスやジャム、ケーキなど、手を加えることで長く楽しめる形に変えられた野菜たちは、旬の恵みをぎゅっと抱えた“小さな贈りもの”として人々の暮らしに寄り添っています。

さらに昨年には直営レストラン「8TAKE(ハタケ)」をオープン。畑でとれた野菜をその場で味わえる場を設けることで、畑と食卓との距離をぐっと縮めました。
野菜に手間を惜しまず、最後の一片まで大切に届けたい──そんな想いが、柴海農園さんの営みの芯にあります。
昨年の愛食フェスに参加した際には、会場全体が醸し出す一体感と熱気に心を動かされたとのことでした。今年もあの空気を味わいたい、そして旬をともに分かち合いたいという気持ちを胸に、再びフェスの場に立ちます。
ナスの旨味をぎゅっと凝縮 ─ 規格外から生まれるごちそうの数々

柴海農園の加工品はどれも、畑から届く“規格外”や“余剰”と呼ばれる野菜を素材にしています。
形がいびつでも、収穫が多すぎても、その野菜の美味しさは変わりません。むしろ、畑を知る農家だからこそ気づける魅力を、どうすれば余すことなく活かせるか。その答えが、手作業で仕立てられた一瓶の中に込められています。
ピクルスややさいジャム、糀ジャム、米粉を使ったケーキ、玄米麺──ラインナップは多彩ですが、その中でも特に注目したいのが「ナスパテ」です。

材料はナス、にんにく、オリーブオイル、塩糀、海塩と、実にシンプル。
しかし製法は驚くほど丁寧で、ナスはまずせいろで蒸し、その後オーブンで半日かけて水分を飛ばします。凝縮された旨味に、オリーブオイルとにんにくの香ばしさが溶け合い、奥深いコクが生まれます。
味わいは、食べる人それぞれの暮らしに寄り添ってくれる。
野菜スティックに添えればお酒の肴に。パスタに絡めれば豊かなソースに。炊き立てのご飯や目玉焼きに合わせれば、シンプルな食卓がご馳走へと変わります。カレーにひと匙加えるだけで、味に奥行きが生まれるのも魅力です。
「ありそうでなかった」と驚かれることの多いナスパテは、農家だからこそつくれるオリジナルの逸品。旬を凝縮した味わいは、一口ごとに畑の空気を思い出させてくれるでしょう。
旬のある暮らしを共に分かち合いたい ─ ご来場の皆様へ
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柴海農園がこれから広げていきたいと願うのは、まだあまり知られていない「ナスパテ」の存在です。
畑と台所をつなぐこの一瓶を、もっと多くの人に味わってもらいたい。
そして「旬のある暮らしを共に分かち合う」という価値観を、食卓を通して実感してもらいたいのです。
野菜にはそれぞれに季節があり、移ろいがあります。その一瞬を大切にし、食べることによって自然のリズムを感じ取ること。それは効率や利便性だけでは得られない、豊かさのかたちでもあります。
昨年の愛食フェスで出会った人々との温かな交流は、柴海農園さんにとって大きな励みとなったとのことでした。今年もまた、あの熱気あふれる空気の中で、来場者の方々と顔を合わせ、旬の恵みを分かち合えることを心待ちにしているのだとか。
どうぞお気軽に声をかけてください。
畑の土と太陽の力をまとった加工品とともに、柴海農園の想いをお届けします。