「人と地球にやさしい」をコンセプトにした洗剤といえば、サラヤ株式会社のヤシノミ洗剤。日常的にヤシノミ洗剤を愛用する方たちの多くも、それぞれこだわりをもって理想の暮らしを体現しています。ユーザーの暮らしを紹介する本連載では今回、ハタケトのライターであり二児の母でもある、こがひろこさんにお話を聞きました。

神奈川県逗子市に移住して約一年。自然に囲まれた環境で子育てをしながら、ハタケと食と教育に関わる仕事にチャレンジされているひろこさんは、過去に訪れたハワイで自然の大切さを実感し、子どもたちのためにも「自然を守りたい」という想いが芽生えたそうです。

美しい自然を守りたい。使命感が芽生えたハワイでの日々

ハタケト:ひろこさんはなぜヤシノミ洗剤を選ぶようになったのですか。

ひろこさん:環境にやさしい成分の洗剤で、無香料、しかも肌が荒れなかったのが一番の理由です。長男が生まれた頃から自然にやさしい食器用洗剤を色々試していたのですが、よく調べてみたらあまり環境に良くない成分も使われていたり、匂いが強くて洗った後のお皿から洗剤の匂いが消えなかったこともありました。手が荒れてしまったこともあり、本当に環境にも人にもやさしいエコな洗剤はないのかと探していたんです。

ヤシノミ洗剤を使った瞬間、これだ!と思いましたね。匂いもないし、しっかり洗える。何より手が荒れなかったのが嬉しいポイントでした。もともとお湯だけでも手が荒れてしまうのですが、ヤシノミ洗剤を使うようになってから荒れなくなりました。

ハタケト:環境にやさしい製品を意識されるようになったきっかけは何でしたか?

ひろこさん:子どもが生まれたことで体や環境に良いものを、という考えもありますが、一番環境を意識したきっかけは、子どもが生まれる前に訪れたハワイでの日々です。教員の仕事を一旦お休みして姉が住んでいたハワイで半年過ごしました。

天然のビーチではいろんな魚たちと泳げる一方で、リゾート開発されて間もないビーチに行ったら生き物が全くいなくて驚いたんです。人の手が入ることで自然を壊し、生き物が死んでしまうことがあるのだと感じて、悲しかったですね。

豊かな自然の中に身を置いてみて初めて「このきれいな自然を守りたい」と思うようになりました。ハワイの人たちは環境への意識が高い方が多く、環境負荷が少ない日焼け止めやシャンプーなどを日常的に取り入れているのを見て、わたしも環境への配慮がされたものを選ぶようになりました。日本に帰国後も、すぐに環境にやさしい日用品を探したんです。

(環境にやさしいベビー用洗たく洗剤として使い始めた「アラウ.」は、柔軟剤いらずで滑らかな肌触りに仕上がるので、いまでは家族全員の洗濯にも使用)
(赤ちゃんのにおいをほどよく残してくれるやさしい香りもお気に入り)

自然が引き出してくれる子どもたちの可能性

ハタケト:ハワイから帰国後、今でも環境のことを意識し続けられているのはなぜでしょうか。

ひろこさん:わたし自身、自然が好きで守りたいからです。海や山など、家族と一緒に自然で遊ぶのが好きなんです。また、子どもたちのためにも自然を残したいという想いもあります。子どもたちが大きくなったあとも、きれいな自然が残っていて欲しい。海で遊ぶのが好きな子どもたちのためにも、自分の流した洗剤で海を汚してしまうことがないように、少しでも自分ができることをしたい、という気持ちで続けられています。

(以前は小学校の教員だったひろこさん。授業で畑に行くと、子どもたちが生き生きとしているのを見て、ハタケと食の可能性を実感していた)

ハタケト:都内から逗子に移住されて、自然の中で過ごす時間も増えましたか?

ひろこさん:暮らし自体が自然と近くなりました。夫も私も自然の中で育ったので、子どもたちにも自然の中で遊びながら育っていってほしいという想いがあります。自然が引き出してくれる子どもたちの可能性ってたくさんあると思うんです。

逗子に移住する前、夫が育休を取り、私たち夫婦の実家がある福岡で半年間過ごしていた期間がありました。子どもたちが義実家の庭のブルーベリーを採って、目を輝かせながらおいしそうに食べる様子をみて、自然の中でいろんな経験をしていくことは大切だと感じたんです。それでわたしも、子どもたちと一緒に過ごす中でもっと環境を意識して、新しいことを始めてみています。

そのひとつがコンポストです。ある日、実家の近くの山を子どもと散歩していた時にゴミが落ちていたんです。ゴミが落ちててだめだね、とわたしが言ったところ「なんでゴミが落ちてたらだめなの?」と子どもが興味を示したので、このままでは土に還らない話や、ゴミが海に流れてしまうと生き物が食べて死んでしまう話をしたところ、枯葉はゴミじゃないの?とまた新たな気づきが子どもの中で生まれていました。枯葉は菌が土に還してくれるよ、と話すと、またさらに興味をもったようだったので、コンポストを始めたんです。食べ物も枯葉も「土に還る」というのを実際に見て学んでほしいと思いました。自然に触れて自分で観察することで、母親であるわたしから一方的に与えるのとは違った、もっといろんな世界を知ることができそうだと思うようになりました。

一緒に子どもと学ぶからこそ続けられる

(自宅の庭の畑にて。息子さんにとっても、土に触れるだけで日々いろんな発見がある)

ハタケト:事実を伝えて終わりではなく、子どもたちと一緒に学ばれるひろこさんの姿勢が素敵ですね。

ひろこさん:子どもたちは自然から自発的に学んでるんですよね。自然界で起こってることに「なんでだろう?」と思ってもらうこと。それに対する答えを一緒に探して、子どもに自ら体験してもらうことが大事だと思うんです。環境の大切さを理解して、子どもたちにも行動を起こせる人になってほしいなと思います。

ハタケト:自然の中で暮らしたり環境を意識したりする中で、ひろこさんにも変化はありましたか。

ひろこさん:子どもの目線に立って自然を感じるようになりました。海岸を散歩して、子どもたちと一緒に夕日にバイバイしたり、頭で考えるのではなく、肌で自然を感じるようになりました。

また、子育てに関する考え方も変わりました。育児は親である私が色々教えないといけない、と思っていたのですが、環境から学びを得て自発的に成長する子どもたちを見て、わたしや夫だけでなく、いろんな人や自然の中で過ごす日々から学んで育って欲しいと思うようになりましたね。そのためにも自然を守りたいですし、環境のためにできることを無理なく続けていきたいと思います。

(インタビューはここまで)

ご自身も一緒に自然に身を置いて学び続け、子どもたちと一緒に体験することを意識されてるひろこさん。子どもたちの目線に立つと毎日が実験で楽しそうですよね。

未来の子どもたちのために自然を守らないといけない。頭では分かっていても、どこか他人事のように感じることが多かったのですが、ひろこさんの「自然が子どもの可能性を広げる」というお話を聞いて、自分事として捉えられるようになりました。きっと私たち大人も自然から学び、育ってきたはず。自然を守るためにできることから少しずつ行動していきたいと思います。

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いのちをつなぐSARAYA

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「衛生」「環境」「健康」を事業の柱とする日本の衛生用品・日用品メーカー。
ヤシノミ洗剤やarau.、ハッピーエレファント、アロマライフなど、人と地球に優しいブランドを多数展開している。