
2026/03/31
経営者の想いをカタチにする“右腕力”を学ぶ【講座受講レポート】
こんにちは、チームaiyueyoのえりりんです。
最近、3児の子育てをしながら元いた会社へ復帰し、さらに希望していた部署への異動も経験しました。今は、経営者の想いと現場をつなぎ、会社の新しい挑戦や変化をリードする役割を担っています。働き方や関わる人が大きく変化した、人生の転換期!
その関係で、経営者や事業に関わる人たちの想いに触れる機会も増えてきました。
皆さんから語られる理想やアイデアは素敵で、とてもワクワクする日々です。けれど、その先の実現に向けたサポートにうまく踏み込みきれていない自分に、どこか至らなさを感じていました。
そんな悩みの時期に出会ったのが、「支えるを超える 経営者の想いをカタチにする “右腕力”の育て方」講座です。

講師は木村佳奈さん(愛称:らむちゃん)。数多くの経営者の右腕として伴走しながら事業や組織づくりを支えてこられ、一般社団法人aiyueyoを立ち上げた、TUMMY株式会社のCOOとしても活動されています。
じつは私自身も、らむちゃんが事業の壁打ちをされる姿を間近で見たことがあります。さまざまな角度からの問いかけに、「その視点はどこからきているのだろう…」と参加前から興味津々でした。
そして迎えた講座は、そんな期待に応えるどころか、それ以上の学びが詰まった大ボリュームの内容。『支えるを超える』視点が盛りだくさんで、自分の視座がぐっと引き上げられる濃密な時間でした。今回は、そんな講座の様子をレポートとしてお届けします!
右腕は、実務者ではない!?
まず講座冒頭で語られたのは「右腕」の役割。
皆さんは「右腕」と聞いて、どんな人を思い浮かべますか?
講座受講前のわたしは、経営者の考えを確実に形にする人、実行力や処理能力が高くてどんどん前に進められる人、そんな「実行力で支える」ような人のイメージを持っていました。
しかし、らむちゃんが伝えてくれたのは、次のような言葉でした。
「右腕とは、経営者が意思決定していくための『サポート』をする存在です」
具体的には、経営者のアイデアや想いが実現するように「戦略・施策・表現」といったカタチにしていくこと。アイデアをそのまま実行するのではなく、さまざまな角度で検討した結果を情報として届けること。時には「辞める・止める」という選択肢を提示することも含まれていました。

これまでの私は、 『サポートする人の想いをそのまま叶える』 ことにばかり意識が向いていたので、この言葉はガツン!と胸に響くものがありました。
また、経営者の語る理想をそのまま実現することが、必ずしも組織全体にとって最適とは限らないという話も印象的で。
経営者の語る理想は「当然、実現するもの」という前提で今まで考えていた私にとって、経営者・企業・現場など、それぞれの立場に目を向け、中立の視点からフラットに捉え、意見を伝えていくことも、また新たな発見でした。
大切なのは、「スキル」ではなく「〇〇」
右腕として必要な『スキル』はなんだろう…。
コミュニケーション力?課題解決力?マネジメント力?——講座受講前にそう思っていた私は、ここでもいい意味で予想を裏切られました。
らむちゃんが繰り返し伝えてくれたのは、「スキル」ではなく「視点」。
能力の高さではなく、大事なのは 『いかにいろんな角度から物事を捉えられるか』 ということでした。人の役に立つためにはスキルが必要だと思い込んでいた私にとって、とても新鮮な言葉でした。
その『モノの見方』を育てるヒントとして、らむちゃんが話してくれた内容で、特に印象に残ったものをいくつか紹介したいと思います。
できる/できないじゃない!まずは判断するための材料集めから!

視点を養うための切り口として、「向かう先の視点」「内側の視点」「環境の視点」という考え方が紹介されました。アイデアをすぐに「できる・できない」で判断するのではなく、まずはさまざまな角度から材料を集めていくことが大切だというお話です。
例えば、このような問いが挙げられました。
・向かう先の視点
この取り組みは、最終的にどんな状態を目指しているのか。どこまでいけたら充分なのか。
・内側の視点
会社の理念や価値観、スタンスと合っているのか。
・環境の視点
今の世の中の状況はどうなっているのか。
こうして並べてみただけでも、「こんなにも捉え方の角度があるのか!」と驚きです。
じつは講座では、この3つの視点がさらに6つに分かれて紹介されました。上で紹介した3つの視点が「全体を見る(鳥の目)・細部を見る(虫の目)・流れを見る(魚の目)」だとすると、それをさらに広げたような形です。それはもう、かなりのボリューム!
らむちゃんの頭の中が、キレイに言語化されていて感動したのと、こんなにもたくさんの観点で考えているのかと衝撃を受けた場面でした。これだけいろんな角度からの意見や問いを出せると、伴走先の方も安心して頼ってくれそうです。
つい私は一方向に集中して考えてしまう癖があるのですが、この内容を受けて、意識して複数の視点を使っていきたいと感じました。
経営者のアイデアを実現可能なラインへ!集めた材料を、立体で捉える
アイデアを実現可能なものにカタチづくることも右腕の役目の1つ。
前段で集めた判断材料をもとに、次は判断の軸を整理していくのだそう。具体的には「費用・時間・整合性」のフィルターを通して、何を優先し判断するのか、整理、提案することを教えてくれました。
材料を「平面」として見るだけではなく、フィルターを通して意味づけを重ねながら「立体」として捉えていく、そんならむちゃんの比喩がとてもわかりやすかったです。

そして、この視点を立体にすることこそが「右腕の力の見せどころ!」と、話されていました。立体的に捉えることで、実現可能な道筋と、あらかじめ備えておくべきトラブルの芽が見えてくる。それを導き出すことが右腕の役割なのだそう。
これまで「提案力がない」「いいね!で終わってしまう」と課題に感じていた私。じつは、この話を聞いてすぐはあまり自信を持てなかったのですが、らむちゃんはこんな言葉も添えてくれました。
「限定せずにアンテナを張れば、実現可能性の高いアイデアは出せる」
らむちゃんみたいにはできないかな…と、少し弱気になっていましたが、改めて、いろんな視点をもつことにまずはチャレンジしてみようという、前向きな気持ちが芽生えました!
そんな、らむちゃんの右腕力アップの秘訣は・・・
「らむちゃんは、さまざまな視点を持つために普段どのようなことを心がけているのですか?」
講座の最後に行われたQAタイムの中で、とても興味深い質問が挙げられました。考え方はわかっても、実際どう鍛えていけばいいのか、私も気になっていました。
この答えとして、らむちゃんは、特別なトレーニングというよりも、日々の中でアンテナを広げていると話してくれました。
たとえば、新しい事業やスタートアップなど、世の中で生まれている新しい動きに目を向けること。企業が新商品を出したり、事業の方向転換をしたりしたときに、「どんな意思決定があったのだろうか」と決定の裏側にある想いや、その背景を想像してみるそうです。
アンテナを広げながら、自分なりの考えを持つこと。
その積み重ねが、いろんな角度からの見方につながっていくのだと、お話を聞いて感じました。私も見習って、普段のニュースや、できごとに関心を寄せていきたいと思います!
最後に。
「右腕力」として体系立てられた学びに、視点の育て方のヒントまで、みっちりだった講座。想像をはるかに超える濃密さで、終わったあとは思わず糖分がほしくなりました(笑)。
正直、使いこなすにはまだまだ練習が必要そうです。それでも、「いま、どの角度で見ているだろう?」「どんな問いかけが必要だろう?」——そんな意識を持ちながら関わるだけでも、これまでより深い伴走ができるのではないかと、わくわくする気持ちが大きいです!
特にチャレンジしたいのは、視点とフィルターを使った『相手のアイデアを深める問いを持つこと』 。さまざまな角度からの問いかけを使って、思考を広げ、掘り下げる対話をつくっていきたいと思います。そのためにも、ひとつの捉え方に偏らず、複数の角度を行き来させる姿勢を大切にしたいです。
講座タイトルにもある「支えるを超える」を目指して。
今回学んだことを一つひとつ積み重ねながら、「右腕力」を育てていきたいと思います!
ライター:えりりん、 編集:Kei





