食事は毎日のことだから、美味しい時間はきっと暮らしを温める。フードギフトカタログ「aiyueyo gift」は、心も体も満たされる食体験を通して相手を大切に想う気持ちをお届けしています。こちらの連載では「aiyueyo gift」で掲載している食と、その作り手のストーリーを紹介します。

〜まるごと売るのもaiyueyo〜
パテドカンパーニュ

あらゆる部位の魅力を活かした豚肉の濃厚な味わいが、季節の果実の甘さと溶け合います。隠し味の鶏のレバーは味わいに深みをもたせ、ピスタチオは香りと食感を豊かに。スパイスがやさしいので大人も子どもも一緒に楽しめます。

2~10月はトマト入り、11~1月はみかん入りのパテドカンパーニュを【まんぷくサイズ】では2つ、【たべきりサイズ】では1つお届けします。

大きな仕組みからはみ出る愛を大切に

ちょっと湿った鼻は健康な証拠、血色の良さはちゃんとお乳を飲めている証。上野養豚の上野淳子さんは、豚たちをじっくり観察することで些細な変化を捉え、健康に過ごせるように環境を整えています。「食べてみてよ!」と思わず親しい人に紹介したくなるほどの感動をもたらす上野養豚のお肉ですが、主要な旨み成分が特出しているわけではないそう。「豚たちが大好きで、豚たちのことを想うひとつひとつの積み重ねがお腹にも届いていると信じたいですね」と淳子さんは笑顔で話してくれました。

小さな仕草まで愛おしく見つめながら大切に豚たちを育てている淳子さんは、豚たちの魅力をまるごと伝えるために「まるごとん」という自社企画を始めました。毎月第一金曜日にまるごと一頭分の豚を直接販売で分け合う企画「まるごとん」ではロース・バラ・スペアリブなどの馴染みある部位の他に、ウデとモモという珍しい部位も販売しています。実はウデとモモはカットに手間がかかるという理由から市場で安く取引され、食べる人にどの部位か伝わることがないまま小間切れとして売られたり、加工品の材料になることが多いのです。

「本当は他にない個性的な味わいがあって、すっごくおいしいのに食べる人に伝えられないのが悔しい」たくさんの愛を注いで育てているからこそ、余すことなく魅力を伝えたいと考えた淳子さん。既存の仕組みで流通できないおいしさを伝えるために、自社加工場を設立するに至りました。豚というひとつのカテゴリに収まりきらない魅力を丁寧に伝えてくれる淳子さんの愛は、目の前の食を豊かに味わう尺度を広げてくれます。

上野養豚の上野淳子さんと夫の活樹さん

aiyueyo giftは、愛を贈ることをテーマにしたフードカタログギフトです。 食の作り手が大事に育てた農産物を食べやすい形で。畑から食卓までの全ての過程にめいっぱいの愛を注いで、あなたの気持ちを大切な方へお繋ぎします。

フードギフトに、愛をこめて aiyueyo giftフードギフトに、愛をこめて aiyueyo gift

INFORMATION

上野淳子

上野淳子

長崎県大村市日岳の山頂で家族で養豚を営み、自社ブランド豚「山のウエノ豚」を育てている。スローガンは「豚が好きだ!可愛くって、おいしい」。1頭1頭の豚にたくさんの愛情を注ぎ、安心でおいしいお肉をお届けすることで食卓もカラダもニコニコになってもらいたい。毎月第一金曜日には、豚を一頭まるごと楽しむオンライン販売「まるごとん」を開催。