食事は毎日のことだから、美味しい時間はきっと暮らしを温める。フードギフトカタログ「aiyueyo gift」は、心も体も満たされる食体験を通して相手を大切に想う気持ちをお届けしています。こちらの連載では「aiyueyo gift」で掲載している食と、その作り手のストーリーを紹介します。

〜小麦をつくるのもaiyueyo〜
全粒粉のパンとおやつのセット

FARMWAYの全粒粉は、農薬を使わずに育てた小麦を丸ごと石臼で挽いたものです。挽いてから10日以内に焼き上げるので、小麦そのものの香りと味わいを感じられます。小麦本来のおいしさと栄養を手軽にお楽しみください。

全粒粉100%の食パン・スコーン・クッキー、全粒粉とふすまのワッフル を詰め合わせてお届けします。写真は【まんぷくサイズ】の例です

人生を楽しむ土台となるのは、元気な体

姉は木に登って絵を描き、弟は木の枝や石を使いながら遊び道具を創作する。畑のそばで想像力を働かせながら遊ぶ子どもたちの姿には、頼もしさを感じます。食育農家として活動する安部真吾さんにとって、子育ても農業も根本的には同じ。自ら成長しようとする力を信じて委ねることを大切にしています。

そんな真吾さんが選んだ農業は、野菜と小麦を同じ畑で順番に栽培する輪作というもの。野菜と小麦では集まる虫や病原菌の種類が違うので、順番に育てるとそれぞれを好む虫や病原菌を減らせ、薬を使う必要も減ります。さらに収穫後の小麦は土に還る過程で肥料を土に留める働きをし、地下水の汚染を防ぎます。自然本来の循環を活かすことで、農作物たちが自ら健康的に成長できる環境ができあがるのです。持続可能な農業のために小麦の栽培を始めた真吾さん。健康に育った新鮮な小麦の香りと味わい深さに感動すると同時に、日本でそのおいしさを味わうことが極めて難しいことに気がつきます。色々な食品の材料になる小麦は機能性ばかりが注目されるため、国内で新鮮な香りや味を活かすように製粉されていない上に、わたしたちが食べる小麦の9割近くが輸入です。海外から運ばれてくる小麦は、大規模栽培や長距離の過程で様々な薬の力を借りて成り立っていることがほとんど。

「体は食べるものでできています。健康に育った小麦はとってもおいしいし、健康な体を作ってくれるはず。元気な体は人生を楽しむための土台です。元気な体を作る食べものを届けることは、人生を応援することになるんですよ」。健やかに生きるために大切なことは、考えるよりシンプルかもしれない。真吾さんが小麦を通して伝える、体が喜ぶおいしさは、生き物としての本質に目を向けるきっかけを届けてくれます。

FARMWAYの安部真吾さん

aiyueyo giftは、愛を贈ることをテーマにしたフードカタログギフトです。 食の作り手が大事に育てた農産物を食べやすい形で。畑から食卓までの全ての過程にめいっぱいの愛を注いで、あなたの気持ちを大切な方へお繋ぎします。

フードギフトに、愛をこめて aiyueyo giftフードギフトに、愛をこめて aiyueyo gift

INFORMATION

安部真吾

安部真吾

茨城県牛久市にある安部農園、女化たけのこ園の園主。農園ではたけのこ、ブロッコリー、小麦、落花生を中心に多品目を栽培。「農作物を健康に育てること」をテーマに農業を探求し、農業を通した知見を3児の子育てにも応用している。独自の食育・子育ての考え方はFarmingbearの食育通信で紹介中。