「愛の循環をshokuから耕す」をスローガンに3つの「shoku」(食・職・色)を応援しているaiyueyo。aiyueyoでは、個々がすでに持つ想いや強み・個性を活かしたお商売の形を「ナリワイ」と呼んで、自分らしいナリワイを生み出すことを応援しています。

そして、第一期となるナリワイ助産院を4月から2カ月にわたって開催。17組の参加者が、想いや強み・個性など自分軸で向き合う事業創造プログラムに挑戦しました。今回は、ナリワイ助産院に参加したなかあづささんに受講後の体験談を聞きました!

「地球にやさしい暮らしは楽しい」をコンセプトに、エコやエシカルをテーマとしたイベント・コミュニティを主催する団体、暮らしの目からウロコを運営しています。これまで、この活動に対し、強い思いで自分のやれる力を全力で注いできましたが、一方で赤字にはならないものの、収益化には至らない状況が続いていました。

そんな中、昨年10月に出産し、暮らしの目からウロコに使える時間が激減。これから、どのように活動していくか悩んでいました。育児をしながらも、やっぱり、自分はこの活動が好きで、もっともっと輪を広めていきたい想いが強いことを再確認。きちんと事業として収益化し、私も、家族も、関わる人もハッピーな活動にしていきたいと改めて考え始めました。そんなタイミングで、ナリワイ助産院がスタートすると聞き、自分の転機となるタイミングとのご縁を感じ、受講することを決めました。

自分自身が何を大切に活動していきたいのかを改めて認識

少人数グループでメンバーの事業や考え方をじっくり聞いたり、私自身の想いや活動を聞いてもらったりすることで、自分自身が何を大切に活動していきたいのかを改めて認識することができました。また、同じように自分の事業を形にしたい仲間の声は、もっと頑張りたい!と思えるモチベーションにも繋がったと思います。

ナリワイ助産院は農家さんや食に関心のある方が多く、私のように環境問題をテーマとした活動をしている人がいなかったのですが、それは逆に私自身の活動をどのように伝えれば関心を持ってもらえるのか、どんな言葉なら伝わるのかを知るきっかけになりました。

それを感じたのは、講座とは別に自主開催するナリワイもみもみ会。恐る恐るSlackに開催のお知らせを掲載すると、他のグループのメンバーもたくさん来てくださり、私のワークシートを見てコメントをしてくれました。

例えば、私自身があまり好んで使わないSDGsという言葉を使うと、みんなが私の活動内容を理解し始めてくださったり、子ども向けにニーズがありそう、法人だとこんなところに営業すると良さそう、などたくさんアドバイスをしてくれたのがとても嬉しかったです。

育児で時間のない中、納得の行くワークシートを完成させることが難しかったのですが、みんなのおかげで新しい視点がたくさん詰まったワークシートになりました。

「みつろうラップ」の商品化プロジェクトを始動

最終発表では、現在BtoC向けに行っているイベント・コミュニティに加え、BtoB向けの事業も開始することを宣言しました。ただ、自分としては最終発表の内容はまだまだ納得の行くものにはなっておらず、もっと大きなビジョンを描きたかったので、そこからワークシートや発表資料の内容をもとに、これまで関わってくれた人や関心を寄せてくれている方々にさらに意見をもらいにいく活動を始めました。

最終的に、改めて事業を考え直し、「みつろうラップ」という使い捨てをしない環境にやさしい食品用ラップを商品化するプロジェクトを今夏から開始することに決めました。このプロジェクトはずっと私の頭の中にあったものの、うまく言語化できず眠っていたのですが、ナリワイ助産院で改めて自分が何を伝えたいのか、何をしていきたいのか、何が収益の柱になるのかをじっくり考えたことが後押しとなり、このプロジェクトを始める決断ができたと思っています。

現在は「みつろうラップ」を商品化するべく、aiyueyoブランディングをお願いしたり、わたしたちのコミュニティのメンバーにヒアリングをするなど、少しずつプロジェクトを進めています。

INFORMATION

なかあづさ(暮らしの目からウロコ共同代表・楽しい環境活動家)

なかあづさ(暮らしの目からウロコ共同代表・楽しい環境活動家)

大阪の里山にあるログハウスで夫・息子(0歳)と暮らす。リモートワークにてオンラインイベントの企画運営、イベントファシリテーション、コーチングをなりわいとする。趣味はゴミが少ない暮らしのアイデアを考えること、夏のアルプス登山、野球観戦。夢は自分の住む町でゴミの出ない量り売りショップをオープンすること。

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