2025/11/25

安心の中で、一歩踏み出せた――ナエドコで見つけたやさしい循環

「いのちを、めでる はぐくむ わかちあう。」をテーマに、自分らしい持続可能な暮らしと仕事を育むことを応援するaiyueyo。

2025年の6月〜8月の3カ月にわたって、ナエドコ12期を開催。
ナエドコとは、愛本主義をベースとした自分らしい働き方暮らし方をはじめるために自分と向き合い、仲間と共に「らしさ」のタネを芽吹かせる3ヶ月プログラムです。

今回は、ナエドコ12期に参加したきよちゃんに受講後の体験談を聞きました。

ナエドコとの出会い

「愛本主義」という言葉を初めて見たとき、胸の奥がじんわりと熱くなりました。

自分を満たし、らしさを発揮しながら、半径5メートルの人たちに思いやりを循環させていく

その考え方は、私が目指している「まぁるい家庭」とまったく同じ方向を向いていました。

家族のあいだにやさしい循環が生まれれば、やがて社会もまぁるく変わっていく。
愛を原点に暮らしを見つめ直すことで、子育てのしにくさや生きづらさが少しずつ溶けていく。

そんな世界観に共感し、「ここならきっと価値観の近い仲間に出会える」と感じて、迷わずナエドコに参加しました。

現在はフリーランスとして、子育てやパートナーシップで悩む方のサポートをしていますが、個人での活動はどこかで孤独を感じることがあります。
だからこそ、「想いを分かち合える仲間がほしい」と思っていた私にとって、ナエドコはまさに“心の居場所”でした。

世界は、思っていたより優しかった

ナエドコでの日々は、安心の中で挑戦できる時間でした。

ある日、ふと企画のアイデアが浮かびました。以前の私なら——

「でも、うまくいかないかも」
「誰も反応してくれなくて恥ずかしい思いをするかもしれない」

そんな言葉が頭の中をめぐって、声を上げることすらできなかったと思います。

けれど、この場所には「受け止めてもらえる」という安心感がありました。

たとえうまくいかなくても、誰も笑ったり、否定したりしない。そんな信頼があるからこそ、勇気を出して言葉に出してみたんです。
すると、みんながあたたかく反応してくれて、まるで背中をそっと押してもらうように動き出せました。

その一歩がきっかけとなり、結果的に自分のサービス提供にもつながりました。

世界って、もしかして優しいのかもしれない
そう思えたのは、ナエドコがあったからです。

挑戦って、安心できる環境があるとこんなにも軽やかになるんですね。

自分に向き合う時間を、ようやく持てた

そして、もう一つ大きかったのは、「自分に向き合う時間」を半ば強制的に取れたことです。

普段の生活の中では、どうしても「家族」や「仕事」が優先で、「自分のこと」を考える時間は後回しになりがち。
でも、ナエドコでは毎回のワークや問いかけを通して、「私はどうしたい?」「本当はどう感じている?」と自分に問い直す時間を作ることができたんです。

最初は少し苦しくもあったけれど、その時間を積み重ねるうちに、“答えはやっぱり自分の中にしかない”ということを、確信できるようになりました。

これからのこと

育てづらさを感じていた息子とのお散歩のひととき

ナエドコでの経験を通して、自分を大切にすることと誰かの役に立つことが、やさしく循環していく感覚を覚えました。
これからも、今提供している継続サポートをブラッシュアップすることで、『愛本主義』を体現できる人を増やしていきたい。

家庭の中から「まぁるい」関係が広がっていけば、きっと社会も、やさしく、まるく変わっていく
——そんな未来を信じて、クライアント一人ひとりに丁寧に寄り添っていきます。

小さな家庭のまぁるい輪が、やがて世界をやさしく包みこむ日を願って、今日も自分の暮らしの中で「まぁるい」を実践し続けます。

INFORMATION

きよちゃん

きよちゃん

2024年に18年間勤めた会社を(夫と同時期に!)退職し、個人での活動を開始。
きっかけは、かつて私自身が「息子をつぶしてしまいそうな子育て」をしていたこと。そこから関係を見直し、今では「息子が可愛い!」と心から思える毎日を取り戻しました。
その経験をもとに、性格統計学などの学びを活かしながら、子育てやパートナーシップで悩むママたちを継続的にサポートしています。
「自分と家族のちがいをまるごと認め合える“まぁるい家庭”を広げたい」——それが、私の活動の軸です。