2024/08/01
凝り固まった頭をいろいろな角度から揉んで、自分と向き合った3ヶ月で言語化した”想い”
「いのちを、めでる はぐくむ わかちあう。」をテーマに、自分らしい持続可能な暮らしと仕事を育むことを応援するaiyueyo。aiyueyoでは、個々がすでに持つ想いや強み・個性を活かしたお商売の形を「ナリワイ」と呼んで、自分らしいナリワイを生み出すことを応援しています。
第二期となるナリワイ助産院を4月から3カ月にわたって開催。12組の参加者が、想いや強み・個性など自分軸で向き合う事業創造プログラムに挑戦しました。今回は、ナリワイ助産院に参加したななさんに受講後の体験談を聞きました!
新しい何かを身につけるのではなく、今の自分から生み出すこと
ナリワイ助産院に参加した理由は、唯一無二の私だけの「ナリワイ」を言語化したいと思ったからです。本業は会社員でシステムエンジニアとして働いています。好きで選んだ仕事ですが、最近やりたいことができていないようなモヤモヤを感じることが増え、仕事の軸を変えたいと考えるようになりました。でも今から新しいことを始めるなんてできるのか?と悩んでいたところ、ナリワイ助産院の募集記事を読み、「自分が持っているものを吐き出す形でナリワイを考えていきます」という言葉にハッとしました。新しい何かを身につけたり探す必要はなくて、今の自分から生み出せばいいんだ!
過去にしてきた多くの選択や「やりたい」「やりたくない」を整理して持っているはずの「自分軸」を言語化することでモヤモヤした気持ちを解消したいと思い受講を決意しました。
”想い次第でどんな人にもなれる” 自分の可能性にワクワク
ナリワイ助産院の2期では最初に自分の想いや強み、義憤、信念などに向き合っていきました。まず事例として挙げられていた花農家の方がシェアハウスを経営している話には驚きました。一見すると全然違うことをしているようですが、「この町に花農家がいる豊さを追求する」という「想い」で繋がっているため、スッと筋が通っていて素敵だなと思いました。
「想い次第でどんな人にもなれる」という言葉に、自分の可能性が広がるイメージが持てて童心に還ったようにワクワクしました。
複数のナリワイの時間とお金のバランスを考えるナリワイポートフォリオ
講座の中で新ナリワイを動き出せる形にするための収益シミュレーションを行いましたが、収益の現実が見えた途端に「わ、これではとてもやっていけないわ」と新ナリワイに向けて膨らんだ気持ちがシュンと小さく萎みました。ですが、ここで「複数のナリワイ」が効果を発揮します。ナリワイポートフォリオを使って複数のナリワイの時間・お金のバランスをどう取るかを具体的に考えることで、新ナリワイはまずこのくらい収益があればモチベーション保てそう、という自分のラインを知ることができました。1つのナリワイだけでなく、複数のナリワイを組み合わせてお金を得るという考え方が私にはとても心地良かったです。
ナリワイはお役立ちの形
講座を通して整理した私の想いは「作ることが好き」と「最大限たのしむ(活かす)マインド」そして「誰かの課題解決をするモノ作り屋さんでありたい」でした。この想いに気づくまで新ナリワイと自分の想い、ナリワイ方針を何度も行ったり来たりしました。講師の皆さんや仲間にアイデアをポンポン出してもらったり、2回の1on1でじっくり話を聞いてもらったり、凝り固まった頭をたくさん揉んでもらいました。仲間との雑談の中でもらえる「何気ない言葉」も良い意味ですごく刺さり、他者の視点がとてもありがたかったです。
新ナリワイは「やってみたい」と素直に思えたのと同時に「やっていいんだよ!」と自分で自分の背中を押せたことが大きかったです。いつの間にかお金を稼ぐことが「仕事」、それ以外は「遊び」という線を引いていて、仕事からナリワイを生み出そうとしていました。「ナリワイ」は「らしさを活かしたお役立ちの形」です。
今まで何か物を作って売ったことはなく、こんな妄想が形になるのか?とドキドキですが、少しずつ形にすることを楽しみたいなと思っています。
また、新ナリワイを広げていくために自分のナリワイのバランスを見直すことを決意しました。今抱えているものの一部を手放すことで「よりフットワークの軽い自分」に出会えると思っていて、今からワクワクしています。