2023/02/14

ハームレスが私のキーワード。作り手、環境、自分自身、全てがハッピー。それがエシカルファッション

aiyueyoは人にも地球にもやさしい暮らしを叶えたい企業や団体と手を取り合っています。本連載では日常の小さなエコアクションを応援するコミュニティ「暮らしの目からウロコ」と一緒に地球にやさしい暮らしを楽しむヒントをお届けしていきます。

今回は環境・社会・地域のことを考えて行動する人=ウロコ人の活動から、地球にやさしい暮らしのヒントを一緒に考えましょう。

あなたは自分が身につけている服の背景を考えたことがありますか?
1枚の服を作るためにも、たくさんの人や自然の力を使って、私たちのもとに届いています。その背景を覗いてみましょう。

もしかしたら、生地の材料となる綿を作るためにたくさんの農薬が使われているかもしれない。安い価格で提供するために、低賃金で長時間働いている人がいるかもしれない。工場で使われた有害物質が不当に海に垂れ流されているかもしれない。実はファッション業界の裏側には環境問題や社会問題が多く関わっています。

エシカルファッションプランナーのオオシロマヤさんは、ご自身のファッション業界での経験から、社会や地球にやさしい”ハームレス”なファッションを伝える活動をされていらっしゃいます。

1着の服から見えること、考えてほしいことを教えていただきました。

ファッションの端から端まで関わるエシカルファッションプランナー

── まずはマヤさんのお仕事、エシカルファッションプランナーについて教えて下さい。とてもユニークな肩書きですよね。どんな想いでこの肩書きを付けられたのでしょうか?

マヤさん:20年近くファッション業界で働いてきました。4年前、環境や関わる人々、動物に負荷をかけずにみんながワクワクする、かっこいいファッションをしたいと考え、フリーランスになりました。これまでの経験や知識を活かして、デザイン、縫製、リメイク、資材調達など全ての過程でサステナブルな選択をしたい、ファッションの端から端までやりたい!と思っていたので、それを名刺の肩書きで表すには何がいいかなと調べる中でこの言葉に出会いました。当時、エシカルファッションプランナーとして活動されている方がいて、偶然イベントでお会いできたので「私も使わせてもらってもいいですか」とお伺いしたところ、「どうぞ」と言っていただけたのが嬉しかったですね。私は実際に手を動かすのもデザインするのも好きだし、エシカルファッションに関することならなんでもしたいという想いを表すにはこの肩書きがぴったりだと思いました。

「好きな服で生きたい」。だけど、ファッション業界は想像以上にクレイジーだった

── マヤさんがファッション業界に興味を持ったきっかけは何だったのでしょうか?

マヤさん:服は子どもの頃からすごく好きでしたね。母の影響です。高校生の頃は大阪のアメ村に友達と自転車で通っていました。1着のスウェットを買うために古着屋を何軒も回って、そのためにバイトをしているという感じ。四天王寺の朝市に行って、ワゴンに積まれた古着を漁ることもありましたね。たまに良いコンディションのイヴサンローランのシャツなんかが出てくることもあるんです。まさに宝探し。昔の朝市は押入れから出てきた高級な服や、ちゃんと仕立てられた洋服がポンポンって数百円や1000円ほどで出てくる。そんな服を10代から見ていたので、生地や縫製の知識が自然に身に付いて、今に活きています。

一方で写真や映像、映画も大好きで高校、大学でそれらを学び映像業界に就職しました。しかし体力的にも精神的にもとてもハードで、私には一生続けられないと思い、3年で退職しました。人生最初の就職は大きな挫折になりましたが、ここで学んだことは業界は違えど今でも大変役に立っています。写真を趣味として続ける代わりに、次は大好きなファッションの世界で働きたいと思い、短大に行って、テキスタイルデザイン(織物や染め物、生地デザイン)を学びました。卒業後、大阪のメンズアパレルメーカーの会社に入ったのがファッション業界でのキャリアのスタートでした。

── そこから、フリーランスになろうと思われたのは、どういう経緯があったのですか?

マヤさん:11年アパレルメーカーで働いて、コスト管理や企画、デザイン、生産管理、クライアントとの交渉など様々な経験をしました。入社数年後からファストファッションのあおりを受け、販売価格を大幅に見直し、徹底的なコスト削減が急務となりました。生産は国内から中国へ、素材は天然繊維から化学繊維へ、とにかく早く安く大量にと…当時、私は「ちょっと違うな」と感じ始めていたのですが、「これが私に与えられた仕事だ」と思って、目の前の業務に取り組んでいました。生産者や環境への配慮はなかなかできません。何よりも優先順位はコストとスピード。そんな時に起こったのが、バングラデシュでのラナ・プラザの事件(※)でした。バングラデシュの工場と仕事はしていませんでしたが、起こるべくして起こったと罪悪感すら覚えました。いくら仕事とはいえ、このまま自分の気持ちに反して続けていくことはできない。一回リセットして出直そうと決めました。

※ラナ・プラザの悲劇
2013年、老朽化した違法状態の工場が突然倒壊してしまい、1000人以上の死者を出す悲しい事故が実際にバングラデシュで起きました。犠牲者の多くはファストファッションブランドの縫製工場で働く人たちでした。

── そこからすぐにフリーランスになられたんですか?

マヤさん:いえ、そのときは、フリーランスになるつもりはなかったんです。退職後、イギリスのロンドン芸術大学に短期留学しました。私にとってイギリスは音楽、映画、ファッション、様々なカルチャーなど大きな影響を受けた憧れの国。サスティナブルファッションへの関心も高く、現地で色々吸収したいと思いました。イギリスに学びに来る人は野心があって志が高い人が多くて、「自国に戻ったらこんなことするんだ!」と熱い夢を語る人ばかり。私は帰国したらまた企業に就職して働こうと思っていたので、「そういう生き方もあるのか」と思っていたくらいです。

帰国後、アパレル企業に就職したのですが、やはりブラックでした…。社内は殺伐としていて、下請けのメーカーや縫製工場に無理な注文を繰り返していました。結果的に、私が目指しているサスティナブルで誠実なものづくりを、小さくても自分でやってみようと思い、会社を辞めてフリーランスになりました。

服はもう作らなくていい。作るなら、すでにあるものを探すことから始めたい

まやさんが過去に手掛けた作品の数々

── マヤさんは主にリメイクやリペアを中心とした活動をしていますね。なぜこの2つに対して思いが強いのでしょうか?

マヤさん:途上国に行くと、食べるものも着るものもない状況を目の当たりにします。でも日本に帰ってきたら、ものが必要以上に溢れてて、それらが大量に捨てられている。長い間、疑問も持たずにいたのに、改めてこの状況を見た時、衝撃を受けたんです。これはめちゃくちゃクレイジーだぞと。同じ地球に住む人間なのに、いつの間にこんな格差が生まれてしまったんだって。この頃から様々な社会問題に興味が湧き、本を読んだり、ドキュメンタリーを見たりするようになりました。でも怖いもので、半年もすれば日本での大量消費大量廃棄の状況に慣れてしまう。日本にいて問題意識を持ち続けることの難しさを痛感しました。

会社員時代は、大量廃棄を目の当たりにしました。売れ残った商品は最終的に産業廃棄物になります。不良品も問題です。大判のマフラーに誰も気が付かないんじゃないかと思うくらいの些細な生地の傷でも大量にお店から返品されてくることもしばしば。これを作るのに、どれだけの人の手を渡って、苦労して作られてるんだろうと考えると悲しくなりました。寒さをしのぐものがない人たちがいる一方で、すでにたくさん持っているのに、また新しい完璧な品質のマフラーを求める人がいる。私たちは返品されたものを作った途上国の工場に戻すんです。そして、向こうの人が修繕してまた送ってくるけれど輸送コストも倍かかるし、販売時期を逃しているので結局不良在庫になるなんていうこともありました。こんなことを繰り返していて、「一体何をしているんだ。なんじゃこりゃ!」って思ったんですよ。

もう「enough!充分だ!」と思いました。もう作りすぎなんです。少なくともヴァージン素材(材料を一から作る)から新しいアイテムを作るのは大幅に減らすべきだと思います。例えば、綿やウールなんかは世界中に眠っているものや廃棄されるものを集めて再生すれば、大量の農薬を使って綿を育てたり、動物を執拗に痛めつけてウールなどを作る必要も無くなるんじゃないかなって妄想しています。リサイクル事業がもっと盛んになるべき時が来ていますよね。

だから、私がものづくりをする時は、手芸屋でぽんと生地やファスナー、付属品を買って、服を作ってはい完成!ではなく、私はまずどこかに眠っているファスナーを探したい。古着や過剰在庫で廃棄処分になった洋服をほどいたりデッドストックの生地を使いたい。今あるものでまかなえるはず。最近はそういう想いに共感してオーダーしてくれる人が少しずつ増えてきました。過去にアフリカの生地を使ってカードケースを作って欲しいという依頼がありました。裏地は、新品の革を使わずに持続可能で動物搾取が無いコルクにしよう、縫製は技術があるけど、やむを得ず別の仕事をしている人に頼もうと提案しました。手仕事を守るのも大切なこと。優れた技術を持ちながら、労働環境が厳しいアパレル業界で働くことが難しい方々に積極的に依頼するようにしています。時間、効率、コストを優先して過去の自分が諦めざるを得なかったことに対して、ちゃんと丁寧にアプローチしたいんです。ファスナーが100本必要になったら、メーカーに発注した方が早いし簡単なんですよ。数日後には新しい均一なものが届くんです。でも、どこかに眠っているファスナーがないかなって私は探したい。

今、エシカルファッションでネット検索しても、新品の服が圧倒的に多い。もちろん安価な服を大量生産するより、持続可能な方法で生産されたアイテムの方がいいんですけど、私はよりリペア、リメイクやアップサイクルに気持ちを込めたいんです。

4年前見学したバングラデシュの縫製工場

── 日本は「enough」だと思ったのは、バングラデシュのラナ・プラザ崩壊事故も大きいですか?マヤさんは実際に訪問もされていましたね。

マヤさん:そうですね。それも大きいです。バングラデシュのラナ・プラザ跡地の周りは、今も変わらず縫製工場がいっぱいあって、世界中のファストファッションの会社が発注したものを大量に作ってるんですよ。元々、バングラデシュの人たちはすごく手先が器用なんです。インドの隣なのでインドと同じように昔から伝統的な織物や染物を生産していました。現地ではヨーロッパやアメリカに手仕事の布製品やかごなどを輸出してビジネスにしてる人にも出会いました。よく、「ファストファッションがなくなったら、それらの製造に関わっている沢山の人たちの仕事を奪ってしまうんじゃないか」という議論があります。そうではなくて、元々バングラデシュの人が持っている技術をちゃんと買わせてもらうことが大事。ファストファッションの工場で雇われてる人たちは過酷な労働環境で働かされているのにこのビジネスモデルを続けるべきだとは思えません。新しいものを作るのなら、現地の人たちの文化を尊重し、彼らの生活を守るということは最低限果たすべき責任だと思います。

イギリスではチャリティーショップをたくさん見かけました。(イギリス全土で約6,000店)チャリティショップは経費を除いたその売上げを途上国などの支援に使う非営利団体が運営しています。イギリスはチャリティーの精神が根付いていて、人々は不要になったまだ使える洋服や雑貨、本などをそこへ無償で寄付します。しかし、最近ではチャリティーショップに、ユニクロ、H&M、ZARAなどファストファッションブランドの服が大量にあふれています。結局、それらは売れ残ってしまい、最終的にぎゅっとコンテナに詰めてアフリカに送られる。人々は「不要な服は寄付したからまた新しい服を買ってもいい」と思ってしまいます。残念な事にチャリティーショップがファストファッションの消費を煽り、服のサイクルを早める手助けになってしまっているんです。日本でよく見かけるリサイクルボックスにも同じことが言えます。そしてアフリカに送られた服は、アフリカにあった元々の衣服の文化や産業を衰退させてしまいます。さらに最近問題になっているのが、それらの服が途上国でも消費しきれずに砂漠に捨てられていること。多くの生地が化学繊維なので、マイクロプラスチック化していく。こうやって、先進国のエゴが、全部弱い立場の人たちに覆いかぶさっていく。本当に「enough」なんです。

── ちゃんとリサイクルしてるつもりだけど、結局意味がないことは日本でも往々にしてあるかなって思うので、私たちも無関係じゃないですね。

作り手、自分、環境、全てにおいてハッピーであること。それがエシカルファッション

バングラデシュの首都から約400キロ離れた村にある手織りの工場の前で

── 改めて、マヤさんの考えるエシカルファッションの定義を教えていただけますか?

マヤさん:ハームレス(無害であること)が私のキーワードです。私は本当に服が大好きでこの業界に入ったので、ファッション業界が人や地球やいろんなものに大きな負荷をかけていることがすごい衝撃だったんです。自分たちが作ったアイテムを着て「かっこいい!」「楽しい!」って思ってもらいたいと仕事をしてきたのに、裏側はとても見せられる状況じゃなかった。ファストファッションで並んでいる服は、オシャレで最先端のトレンドを取り入れたデザイン。着たらみんなウキウキすると思います。ハイブランドに似たデザインの服がすごい安価で買える。でも、その生産の過程で搾取されている人がいたり環境破壊をしていると知ったら、それでも本当に気持ちは上がりますか?

もちろん、自分の好き・かっこいいも大事にしてほしいし、妥協して服を選んで欲しくない。これはエシカルだからと言って好みじゃない服を着てほしいわけじゃない。自分が「この服いいな」と思えて、かつ、そのバックグラウンドもすごくハッピー。だから私はこれを着て幸せというのが、めっちゃ良いですよね。

食べ物と同じで、作ってくれている人に感謝すること。ファッション業界の生産背景は見えにくかったのですが、ここ数年で情報開示が進み一般消費者に作り手の想いや環境への配慮を丁寧に伝えるブランドも多くなりました。感謝の気持ちで洋服を着ること自体がクールだと思うんです。着る本人にとっても、作り手にとっても、環境にとっても、全てにおいてハッピー!超クール!それがエシカルファッションかなって思っています。

500円の服は実際は500円じゃないかもしれない。なぜ安いのか?価格の背景に一歩踏み込んでほしい

── 最初にお伝えいただいたハームレスに集約されますね。ファッションに対する現状で、マヤさんが特に伝えたいことこと、まずみんなに知ってもらいたいことはなんでしょうか?

マヤさん:例えば、買い物に行ったときに500円で良いものを見つけたら、ラッキー!と思って買いますよね。でも、それが原材料費、縫製賃、運送コスト、人件費、店舗費、広告料などすべて計算に含まれて500円で成立しているかというとそうでもないんです。例えば、児童労働によって大幅に人件費を削減する。この時点で違法です。次に作っている工場が環境に配慮した工場であるのか。例えば排水処理をちゃんとしている工場では500円で作れないですよ。そのための設備投資が必要ですから。疑いを持ってほしい。自分がもし作ったらいくらになる?企業がうまくやるにしたっておかしくない?500円の服が正当に作られていない可能性が大きいことを知ってほしい。

今は「環境コスト」という考え方があります。環境に配慮していない工場による負荷によって、結局巡り巡って健康被害や洪水、温度上昇を引き起こす。環境に負荷をかけずに作られたものを正当な価格で買っていたら払わずに済んだかもしれない環境コストを私たちは結局違う形で支払っている。実はめぐりめぐって気候危機が起きてるかもしれないということを、1枚の服からも考えられます。

── まさに循環というか、その全部が繋がっていますね。環境負荷のある排水で、海が汚れて、汚染されたものを食べて体を壊して病院に行って、治療して払ってるかもと考えると、安い代償がすごく大きいですね。最後に私たちが今日からできることを教えていただけますか?

マヤさん:「長く着ること」は最近よく聞くと思うんですけど、さらに一歩踏み込んでほしいと思っています。さっきの話の続きで、500円の服は500円じゃない。本当は500円で成り立たないのに、500円で販売されている現状があります。まずは持っている服を見直してほしいんです。「いくらで買ったっけ?」「どれぐらい持ってる?」もしこれを自分で作ったらどうなるんだろう。綿ってどうやって作るんだろう?綿の生地っていくらぐらい?どうやって縫うのかな?ネットで調べたら便利なものですぐに分かります。調べてみると「あんなに安かったのに?!」と思うことが絶対あると思います。他のアイテムもこんなに手間がかかってたんだ!と思ってもらえるはずです。服の背景を知ると感覚が少しずつ変わると思います。作ってくれた人に対する感謝も自然と湧いてくるんじゃないかなぁ。

自分でお味噌やお醤油を作るようになって、スーパーで安く売ってるのに作ったらこんなに手間がかかるんだと驚きました。そして、それは私たちファッション業界も同じだと気づきました。服を1つ企画するのに、市場調査に始まり、たくさんの過程を経て作られているのに、現在の服の平均価格はとても低い。本当にこの価格で成り立ってるのかな?と興味を持ってもらえたら嬉しいです。

最後に、マヤさんは嬉しい話を一つ教えてくれました。

マヤさん:映像業界でADとして働いていた時、毎日ディレクターに叱られてばかりいました。その中の1人が、なんと最近、私をインスタとFacebookで見つけて、連絡をくれたんです。厳しい人だったので、ドキドキしました。だけど、「いい仕事と巡り合いましたね。多少寄り道したのでしょうが、時代がようやく追いつきましたか…。いろいろ投稿を拝見していて偉いなぁ、偉いなぁと自然とつぶやいていました。本当にそう思いますよ。よかったですね。」とメッセージをくださったんです。本当に嬉しかったです。

(インタビューはここまで)

社会問題や環境問題に対して、自分が信じる正義を小さくても貫くことの大切さをマヤさんは教えてくれます。1枚の服から見える景色を一度踏み込んで見に行ってみませんか。そこには、小さくてもあなたらしいできることがきっとあるはずです。

暮らしの目からウロコでは、オオシロさんをゲストに迎え、エシカルファッションについて考えながら、一緒にダーニングを学ぶワークショップを開催しました。
初心者でも簡単にできるお直しの技術、ダーニングを知ることで「1着を大切に着る」第一歩を踏み出すことができます。イベントの様子はアーカイブ動画として販売していますので、関心のある方はぜひご購入の上ご覧ください。

INFORMATION

オオシロマヤ

オオシロマヤ

Ethical Fashion Lab. Maosi エシカルファッションプランナー
京都の短大で染織を学び、アパレルメーカーで、企画、テキスタイルデザインに携わる。ファストファッションの隆盛と共に深刻化する大量生産大量廃棄の問題に取り組みたいとの思いで、フリーランスで活動を始める。現在は着る人がハッピー、作る人も地球も動物もハッピーな服作りをコンセプトに、リペア、リメイク、アップサイクル、オーダーメイド、染めなどの受注、ワークショップの開催、執筆活動などをしている。