2024/05/16
子どもを通して向き合えた自分。人間っておもしろい。
「人も食も、いのちはすでに魅力的!」と考えているaiyueyoでは、らしさが溢れるごきげんな人生の実現を応援しています。人生の大きな割合を占めるのが仕事。そんな仕事を自分の強みや想いの宿った「ナリワイ」に変えている方々がいます。この連載では自分のナリワイを楽しむごきげんな大人たちを紹介していきます。
今回お話を聞いたのは、「子どもの暮らしを彩るデザイナー」かすみんさんと「言葉でエンカレッジする人」ももえさん。実際に子育て中のお二人が「子どもを応援するナリワイ」を始めたきっかけと出店に向けた想いをお聞きしました。
肩書を考えた時に出てきたのは「子ども」だった
── お二人の肩書が生まれた経緯を教えてください。
かすみんさん:「子どのも暮らしを彩るデザイナー」という肩書をつけたのは、ここ1、2週間なんですよ。もともと保育士をしていたのですが、引っ越しをきっかけに退職して、その後もベビーシッターや子育て広場を開催したり野外託児をやってみたりしてましたが、旦那さんの転勤を視野に入れてデザインを始めたんです。これが楽しくて。
でも、自分がどこに向かって走っているのかわからない時期もありました。あらためて、「わたしは、誰のなんのためにどんな価値を提供できるんだろうか、自分は何をしたいんだろう」と考えたんです。どんな人のデザインもできるわけじゃない。どんな人だったら寄り添って心が動いて一緒に伴走できるかなって。そしたら着地点は子どものことだったんです。子どもの今と未来のために走っている人の伴走がしたい。自分自身も目の前の子どもたちと関われる人でありたいなと思って掛け合わせた時に生まれました。
ももえさん:「言葉でエンカレッジする人」は、今回の出店を機に考えました。というのも、自分自身をaiyueyoでブランディングしてもらったのですが、これまで、ブランディングやライティングのお仕事をしている中で、「ことばを通じて、人が自分自身でも気付いていない可能性や発見を届けたい」ということに気付きました。気付きや発見があることで、人ってパワーをもらえると思うんです。
今年小学校入学したばかりの子どもがいますが、普段から子どもにもことあるごとに、「大丈夫だよ!」と伝え励ましています。子どもだけでなく、周りの大人にも「あなたはすでに素晴らしいんだ」という気持ちをことばを通じて伝えたいと思っています。
子どもを通して自分と向き合えた。人間っておもしろい。
── お二人ともママになって楽しいと感じるのはどんな時ですか?
かすみんさん:娘を通して自分に向き合えました。保育士時代は感じなかった、子どもと向き合うしんどさもありますが、娘が気づかせてくれたものがたくさんあります!娘といると、大人だけでは経験できなかったことができたり、自分自身の暮らしもより彩りのある暮らしになりました。娘がいるからこそ、出会えた人もたくさんいます。娘には感謝の気持ちでいっぱいです!
aiyueyoで*ナエドコに入ったり、コーチングを受けたり、仲間がいたからこそイライラを減らして、子どもや自分と向き合い、子育てを楽しむことができました。
*ナエドコとは、愛本主義をベースとした自分らしい働き方暮らし方をはじめるために自分と向き合い、仲間と共に「らしさ」のタネを芽吹かせる3ヶ月プログラム
ももえさん:とにかく息子が面白い。見ていて飽きることがありません。笑 新卒2年目で息子が生まれることとなり、キャリア志向だった私は、自分らしく働くことが難しいと感じる期間もありました。色々な経験を経て、aiyueyoに出会いどんな人生を歩みたいかを考えることで、自分も家族も大事にできる暮らしが今できていると感じています。
自分を認めて楽しく生きていけるようになってほしい
── お二人のキーワードが「子ども」だからこそ、子どもたちにこうなってほしいとか、こんな未来があったら最高だなって思い描く未来はありますか?
ももえさん:遠い未来よりも近い未来で、毎日楽しかったらいいなとか、得意なことやってできることを積み重ねて日々を楽しく過ごせたら、結果的に楽しい未来になるんじゃないかなって思います。日々の会話で「大丈夫だよ!イケてるよ!」ってエンカレッジしていることが多いです。
かすみんさん:こんなふうになってほしいは全然なくて、「自分で生きていけるんだ」とか、「自分がここにいていいんだ」っていう心を持ってくれたらいいなと思ってます。そのために自然の中に出て五感を鍛えたりすることで生きる力を身につけてくれたらいいなと思いますね。あとは自分で選択していくしかないから。
ももえさん:自然の中での体験って、東京に住んでいるとなかなかできないなと思っていて。以前、旅行先でジャングルを歩いたことがあったのですが、その時息子は達成感に満ち溢れた顔をしていました。親は疲れ切ってたけど。笑 自然体験は子ども達にとっていい刺激や学びがたくさんあると思います。
大人も子どもも楽しめる野菜染めワークショップを企画中!
── 愛食フェスでの出店内容を教えてください。
ももえさん:お店の名前は「お野菜ソメソメ」。子供向けのワークショップで野菜で染めたアイテム作りを企画しています。「大人が楽しんでこそ子どもも楽しい!」を信念に、親子で一緒に楽しめるものを考え中です。
かすみんさん:「お野菜ソメソメ」って、同じ音が続くのが可愛いよね。わたしたちは野菜染めに関して知識がすごくあるわけではないけれど、アイデア先行でできる・できないも実験的に楽しむ場がaiyueyoだから、わたしたちらしくていいよねって思っています。
ももえさん:自然の素材から抽出しているからか、実際に紙にのせると色が薄く感じることがあるので、まだ実験して検討中です。材料のお野菜もわざわざ購入するのではなくて、農家さんや出店者さんから余ったお野菜の端っことかをもらって使用できないかなと考えています。あと、絵の具って出すのめんどくさいし汚れるから気を使うけど、お野菜なら大丈夫じゃない?と感じてもらって、帰ってからもお家で取り込みやすい形にできたらいいなと思っています。
愛食フェスをとおしてaiyueyoも感じてほしい
── お二人から愛食フェスの魅力を教えてください
子どもがいる方も、いない方も、愛食フェス全体を楽しんでいただきたいです。aiyueyoでは仕事のミーティングでも子ども達がわーっとたくさんいるのが普通。気楽に来ていただけたらなと思います。
あと、ナリワイと暮らしがグラデーションになっているのも特徴の一つ。出店者としても参加者としても壁がなくて、自分も楽しみだし、来てくれる方に「あっ、こういう働き方や過ごし方もあるんだ」という視点でも楽しんでもらえたり、aiyueyoに興味を持ってもらえたりしたらいいなって思っています。
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