2022/03/10
子育ても仕事もどちらも楽しみたい。専業主婦3年目のわたしに、ハタケを開墾するきっかけをくれた人
こんにちは。ハタケトでライターをしています、こがひろこです。
わたしがハタケトに参加したのは、2020年7月。その前は専業主婦として、2人の子育てに奮闘する日々でした。そんなときハタケト代表のあべなるみさんと出会い、ハタケトや後にスタートしたコミュニティ「ナエドコ」に参加したことで人生が大きく変わっていきました。今では、専業主婦だった頃に思い描いていた暮らし方に少しずつ近づき、自分の道をちゃんと生きていると感じています。
今回は、モヤモヤしていた専業主婦からどのようにしてハタケトになっていったのかをお話します。同じような気持ちでいる方が一歩踏み出すきっかけとなったら嬉しいです。
母親ではない、一個人として社会での立場が欲しい
専業主婦になったのは、息子が産まれてからです。それまでは小学校教諭や日本語教師の仕事をしていました。とてもやりがいがあり、好きな仕事ではありましたが、出産を機に退職しました。それは、目の前の息子が日々凄まじいスピードで成長していく様子をみて、今しかないこの瞬間を身近でみていたいと思ったからです。夫も「どちらでも好きな方を選んだらいいよ」と言ってくれたので、専業主婦として子育てに専念することを選びました。
子どもと一緒に過ごす日々は慌ただしくも楽しく、日に日に成長していく姿に大きな喜びを感じました。そして、子どもからたくさんのことを学びました。けれども、ふとした時に自分は社会から分断されているかのような気持ちになったんです。空いた時間で英会話の勉強をしたり、本を読んだりしていましたが、もっと自分のできることで誰かの役に立ちたい、母親ではない、一個人としての社会での立場が欲しいと思うようになりました。そうして、また社会に出て働きたいという思いが沸々と湧き上がってきたのです。
とはいえ、やっぱり子どもの成長は身近でみていたい。教員に戻ってバリバリ働くという選択肢はなく、週3日くらい子どもを預けながら働けることはできないかと探しました。けれども検索で出てくる求人は、あまり興味のないものばかり。限られた時間で働くのなら、自分が興味のある「教育・食・畑」に関わることでごきげんに働きたいと思っていたので、なかなか動き出せずにいました。
ハタケトとの出会いが自分らしく生きる一歩に
そんな中、夫が「Twitterにこんな人がいるよ」と教えてくれたのがハタケト代表のあべなるみさんでした。
なるみさんのnoteを読み、「自分にしかできない仕事も子育ても。絶対に妥協したくない!!」という言葉がその時の自分にとても刺さったんです。さらに、食や農に興味があるという共通点から、ぜひなるみさんとお話ししてみたい!と思ったところ、ちょうど個別相談会を募集していたのですぐにメッセージを送りました。
数日後にお話をし、話し終えたときにはわたしの心の中は踊っていました。「ああ、わたしがワクワクすることってこういうことだった」3年間の専業主婦で忘れかけていた自分の中の「やりたい」が再び沸々と湧いてきた瞬間でした。その個別相談会がきっかけで、ハタケトでInstagramのお手伝いをさせていただくことになりました。なるみさんとの出会いが、好きなことに関わって生きる一歩を踏み出すきっかけとなったのです。
ハタケトに参加してからは、畑のそばで豊かに生きる方々の言葉を記事を通してたくさん浴びたことで、日々の考え方に少しずつ変化が現れました。例えば、わたしが大好きなだいこんや農園さんの記事を読んで、日々小さなことでも自分の気持ちにちゃんと耳を傾けようと意識するようになりました。
また、畑の魅力伝道師であるかよこさんの記事を読んで、シンプルに自分の「好き」に正直に生きていいんだと勇気をもらいました。
Neighbor’s Farmさんの記事を読んで、自分の人生、主体的に自分らしく生きていたいと強く思えるようになりました。
その他にも、ハタケトで紹介されている方はみなさん共通して、自分の本当の声に耳を傾け、自己を理解し、「好き」を仕事に自分らしく生きているんですね。
そんな素敵な方々の記事を読んだり、興味のある世界に一歩踏み出せてから半年が経ち、これから自分がやっていきたいことはなんなのか、再び考えるようになりました。こういうことがしたいという気持ちは漠然とあったのですが、具体的に何から始めたらいいのか全然考えられていませんでした。
そんなときに始動したのが、ハタケト初のコミュニティ「ナエドコ」でした。
ありのままを受け入れてくれる仲間がいたからこそ見えてきた、自分の本当の気持ち
ここで、自分の思いの芽を育てたい、食や農に興味ある方々と一緒にお話したい!そんな気持ちで申し込みました。
最初はドキドキしていましたが、ありのままの自分を受け入れてくれる雰囲気、個性豊かな仲間達、そして回を重ねるごとに増していくあたたかな愛。そんな仲間と過ごしたことで、3ヶ月後には自分の好きに正直に動いていいのだと自信が湧き、やりたいことへの解像度が一気に上がっていました。
今では、ハタケトでライターとして畑のそばで生きる豊かさを伝え、地域で食と畑に関わるお仕事をはじめ、2週間に1度は自分の畑に行って土に触れる暮らしをしています。
ナエドコで見えてきたやりたいことを実現するにはまだ遠い道のりですが、3年前の専業主婦だった頃からは確実に一歩一歩自分のやりたいことへと進み、わたしが描いていた理想に近いかたちで、子育ても仕事も(まだまだ時間の使い方は模索中ですが)楽しめているのです。
あの時、なるみさんと出会えたから一歩を踏み出すことができた。
ハタケト、そしてナエドコで仲間に出会えたから自分にちゃんと向き合うことができた。
2年前に背中を押してくれた夫にありがとう。
勇気を出してなるみさんにメッセージを送った自分にグッジョブ。
そして、なるみさんはじめハタケトの仲間、ナエドコの仲間に感謝の気持ちでいっぱいです。
2年前のわたしが背中を押してもらったように、あなたの小さな一歩を応援するため、今回なるみさんの無料個別相談会を先着3名限定で開催することにしました!
専業主婦の方に向けた相談会です。ご興味のある方は、ハタケトのTwitterまたはInstagramのDMでご連絡ください。
(撮影:@kazusaphoto)
今月のテーマは「ハタケとコミュニティ」。食や農で仲間とともに自分らしく活動しているコトなどをぜひ、ハッシュタグ #ハタケとコミュニティ で教えてください。ハタケトへの感想やリクエストなどもお気軽にどうぞ。お待ちしてます!【Twitter】【Instagram】