2024/04/08
今を大事にする。マルチオタクが切り拓くaiyueyoの未来
「人も食も、いのちはすでに魅力的!」と考えているaiyueyoでは、らしさが溢れるごきげんな人生の実現を応援しています。人生の大きな割合を占めるのが仕事。そんな仕事を自分の強みや想いの宿った「ナリワイ」に変えている方々がいます。この連載では自分のナリワイを楽しむごきげんな大人たちを紹介していきます。
今回お話を聞いたのは、2024年1月にaiyueyoの経営陣に加わったきむらかなさん(以下、かなさん)です。自身をオタクだと語り、さまざまなところでオタク気質を発揮しながら暮らしも経営も楽しむ彼女の魅力に迫りました。
オタク気質をいろいろなところで発揮する「マルチオタク」なきむかなさん
── マルチオタクってなんのオタクをしているんですか?
かなさん:一番はアイドルオタクですね。女性アイドルの追っかけをしています。ベースがオタク気質なんですよ。気になったことに対して情報収集したり、体験したりしたいという欲が強いんです。
たとえば料理だったらお塩や生姜に凝っています。生姜もスーパーに売っている小さいのを買うのではなく、大きいものを数キロ買ってきてどう使おうかと考えるのが楽しいです。生姜の研究期間中はジンジャエールやガリを作っていました。
特にガリは毎日食べていて、調味料の分量を変えたり、完成したガリをごはんに混ぜてお肉で巻いたりと、食べ方をいろいろ研究しましたね。
ほかの人がやらないようなことをいろいろな場面で楽しく研究しちゃうから「マルチオタク」と名づけられたんだと思います。
今年の3月に自宅で開催したaiyueyoのごはん会では、aiyueyoファミリー*・上野養豚さんの豚肉を使用したお料理を提供しました。上野養豚さんは「部位ごとの個性を楽しんでほしい」という想いを持ってまるごとんというブランドを展開しています。そのようなこだわりの食材を使うからには、食べる人にとことん楽しんでもらいたいと思い、それぞれの部位に合うお野菜や、ソースをいろいろ準備しました。
*aiyueyoファミリーとはaiyueyoが関わらせてもらっている生産者さんのこと
アイドルも食材も「今」を大事にしたい。
── 食とアイドルの共通点って何かあるんでしょうか?
かなさん:アイドルも食も「期間限定」が共通していると思っているんです。たとえばアイドルでいうと、「この子のこの瞬間のライブは今しかない。発言や写真を切り取れるのも今しかない」みたいな感じです。
食材も同じで今だからおいしい「旬」があります。それに「今自分が手に取っている食材はこの子しかいない」という唯一無二な感じもします。同じ野菜だから同じ調理法にするのではなく、形などに合わせて切り方や食べ方を考えています。
── 今これしかないというお料理を翌年同じ食材でリピートすることはありますか?
かなさん:季節感は大切にしているのでリピートすることはありますね。でもその年に出会えた新しい品種で料理するのも楽しいです。
今年ハマっているのは同じ調味料で食材や調理方法を変えて何が合うかを研究することです。食材を比べてどれがおいしいかではなく、「今、この子(食材)が、最大限おいしい!」が大事なんです。
5人に1人が体現する愛本主義を目指して
── 1月からaiyueyoの経営陣に加わったそうですが、これまでとどう変わりましたか?
かなさん:大きくは変わっていないんです。aiyueyoには約1年ほど前から経理として関わらせてもらっているのですが、「もっとたくさん、深く関わりたい」と思い、代表のあべなるみさんに相談したのが始まりですね。経理と経営は切っても切り離せない関係。もともと経理としてどこに重点を置いていこうか、必要な人たちは誰なのかを考えていたので、経営陣の一員になった今も考えていることは一緒です。
ただaiyueyoが掲げるビジョンをより意識するようになったと思います。aiyueyoは「食や農業」のイメージをもたれがちですが、私自身「食」自体はとても好きだけれど、自分で畑を耕して農業をしているわけではないんです。でもaiyueyoが掲げている愛本主義*にはとても共感しています。aiyueyoでは今、「5人に1人が愛本主義を体現する」をビジョンに掲げています。今後は「食や農」に関わりがなくても「愛本主義」に共感してくれる人や企業さんたちと出会い、手を取り合っていきたいと思っています。
*愛本主義とはaiyueyoが作った造語で、愛あるいのちの循環を最優先に考える社会の仕組みのこと。まずは自分を満たし、らしさを発揮できる状態になると、次は自分の半径5mの人たちにお役立ちができる。それが積み重なれば世界平和にも繋がるというaiyueyoの考え方。
愛食フェスでは満足感のある主食メニューで出店します!
── 愛食フェスでは何を出店しますか?
かなさん:aiyueyoファミリーの食材を使用したaiyueyo食堂を出店します。
メニューはまだ決まってはいないのですが、主食になるような米・麺・パンを使用したものを検討中です。当日は食堂のおばちゃんに徹する予定です。
── 愛食フェスはかなさんの視点で見てどんなところが魅力ですか?
かなさん:愛食フェスはみんな好き勝手やれるところが魅力だと思います。100人以上いるコミュニティ・aiyueyoの大人たちが好き勝手に自分のやりたいことに取り組める場所がどんなものかを見ることができると思います。
オタク気質をいろいろなところで発揮しているきむらかなさん。
そんな凝り性なかなさんが作る、しっかり主食メニューが5月25日の愛食フェスで販売されます。!食材の研究が大好きなかなさんがaiyueyoファミリーの食材をどう生かすのか楽しみです!かなさんが考案したメニューをぜひ食べに来てくださいね。
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