2024/08/08
自分がワクワクすることへ向き合う一歩になった!
「いのちを、めでる はぐくむ わかちあう。」をテーマに、自分らしい持続可能な暮らしと仕事を育むことを応援するaiyueyo。aiyueyoでは、個々がすでに持つ想いや強み・個性を活かしたお商売の形を「ナリワイ」と呼んで、自分らしいナリワイを生み出すことを応援しています。
第二期となるナリワイ助産院を4月から3カ月にわたって開催。12組の参加者が、想いや強み・個性など自分軸で向き合う事業創造プログラムに挑戦しました。今回は、ナリワイ助産院に参加したむっちゃんさんに受講後の体験談を聞きました!
自分らしさを軸にしたい
私は、家畜食育家という肩書きで、畜産物を中心としたイベント企画運営などを行ってきました。
元々動物園の飼育員志望だった私は、動物の勉強ができるという理由で、畜産学科のある大学へ進学し、そこで豚と出会ったことが今の活動の原点になります。
約2年間、「食育イベント」を開催をしてきましたが、ずっと”食育”ということばを使うことへの違和感を感じていました。
「やらなければならない」「人に求められているから」という他人軸で決める癖がついていて、誰を笑顔にさせたくて、今の活動をしているんだっけ?と方向性を完全に見失っているタイミングでナリワイ助産院の募集記事を発見しました。
人からも求められずとも私がやりたいことを軸におく練習をしていきたい、自分が叶えたい未来に改めて向き合う機会を作りたい、わくわくして私にしかできないナリワイを生み出したいという思いで参加を決意しました。
「私の想いと強みを一番に考える」
ナリワイ方針書を考えるうえで、一番最初に自分の過去の棚卸しを行ってから私の想いと強みは何かを考えました。
自分軸で考えるってこういうことなのか!と思いました。
ナリワイ方針書を作成してみて発見したことは、”直接会いに行く、見に行く”ことって私の強い想いなんだとメンターのおゆりさんに気づかせてもらいました。
また、私の中でのキーワードとして、”個”っていうのもでてきました。
溢れるものの中から個に着目して、個を深く知ることが私の視点なんだ!と方針書を作成したことで自分のことを知ることができました。
農家は私にとってはアイドル
大学1年生で、初めて豚肉を生産する”畜産農家”に出会いました。
私が出会ってきた農家さんは、日々家畜の命に向き合い、誰よりも家畜のこと、また食べてくれる私たちのことを考えてくれているんだということを知ってから、なんてかっこいいんだ!と思いました。
「これって、”推し活”じゃない?農家さんが推しで、牧場に会いに行くことって、アイドルに会いに行くファンミーティングと一緒じゃない?」ってひらめきました。
私の強みである「イベント企画運営」と想いである「直接会いにいく、見に行く」が掛け合わさった推し農家ファンミーティングのプロデュースを新ナリワイとして生み出しました。
実は、ナリワイを生み出す過程でも、「こういうイベントが求められているよな…」「こんなイベントの方が儲かるよな…」と発表2日前まで他人軸で考えてしまっていて、内容の異なるナリワイを考えていました。
それでも、自分はワクワクするか?らしさを活かしているのか?を自分に問い続けたことで、納得のいくナリワイ発表日を迎えることができました。
デジタルで、オンラインを活用したイベントも増えています。でも、私はアナログで、自分の足で現地に会いにいくイベントをこれからも残していきたい。
現地で味わう家畜・牧場の香り、音を五感で感じてもらいたいし、農家さんと直接話してただ食材を購入するだけの関係性で終わらせたくない。
「動物と人とを愛でむすぶ」という思いを胸にリアルなつながりを今後も作り続けていきたいです。
他人軸で考えていたらまずは自分軸を取り戻す
ここまで自分に集中した期間ってないんじゃないかくらい考えた3ヶ月でした。
元々自分の意見を人前でいうのは得意ではないし、好きなものについて話をするのが苦手なタイプですが、畜産のことになると自分のことを出しながら熱量高く話せるんだと思って、活動をし続けられた理由でもあります。
やり始めてすぐは誰からも求められていない内容だったかもしれないですが、熱量もってやってきたからこそ、今、応援してくれる方がいらっしゃいます。
自分が一番認めてあげて、やりたいならやったらいいじゃん!ってGOサインを出し続けられるような人がナリワイ助産院を通して増えたらいいなと思います。