2024/10/28
たっぷり食べ比べで推し発見!生中継でみんなで楽しむ、ぶどうめでたべ会
こんにちは!チームaiyueyoの亜希子です。子供の頃に夢見た“ぶどうをめいっぱい食べる”という願いが叶う日がやってきました!
今回の『ぶどうめでたべ会』では、可愛らしいぶどうたちを目の前に、参加者全員でその魅力とおいしさを心ゆくまで堪能。数種類のぶどうを食べ比べ、ジューシーで甘酸っぱい味わいに舌鼓を打ちながら、心もお腹も満たされる特別なひとときを体験しました。
そんなわたしから、レポート越しでもジューシー感が伝わる当日の様子をお届けいたします!
めでたべ会とは
「生産者さんの想いやこだわり、生産方法、種類ごとの違い・・・食材がもつストーリーをさまざまな角度から掘り下げて、その上で五感をつかって愛でながら味わう。そうすることで普段何気なく行っている「食べる」という時間がもっと愛おしいものになるのではないか・・・?」こんな発想からうまれたのが、旬の食材を愛でて食べて、心とお腹をごきげんに満たす食の体験会である“めでたべ会”です。
まずは目で見て楽しんで、食べ比べる。そして食材のストーリーを知った上で、生産者さんの愛ごと味わう。家族や友人と一緒なら、それぞれの感想をシェアして楽しむこともできる。旬の食材を通してワクワクする時間を過ごし、みんなでごきげんになろう!という企画です。
これまで、りんご、さつまいも、トマトなどの食材を取り上げてきました。第9回目となる今回の食材は、初開催のめでたべ会で大好評だった、ぶどうです!
ぶどうめでたべ会の流れ
今回のぶどうめでたべ会の参加方法は、ぶどう農園への現地参加と、農園の様子を生中継で見れるオンライン参加の2パターン!現地では9品種、オンラインでは事前に手元に届いた3品種のぶどうをいただきます。わたしはオンラインで楽しみました。
当日は農園ツアーとその様子の中継、見て・触ってぶどうを愛でる“愛でタイム”、舌で違いを楽しむ“食べタイム”の流れで実施。
生産現場を見ることで、食材の背景やストーリーを想像する。時間をかけて大切に育てられたぶどうへの想いを目と耳で感じる。そして、品種やいつも食べているものとの違いを意識する。普段より食材に意識を向けることで豊かな気持ちを味わうことができます。
ナビゲーターと、ぶどうを丁寧に育てている農家さん
今回はaiyueyo旗振り役のあべなるみさんと、同じくaiyueyoメンバーでぶどうへの愛でいっぱいのみすずさんのふたりが、ナビゲーターとしてぶどうの魅力を案内してくれました。
ぶどうを提供してくださったのは、こどもぶどう園くるりさん。わたしたちaiyueyoがご用意している、生産者さんの愛や想いが詰まった「愛ごと贈る」フードカタログギフトのaiyueyo giftにも掲載させていただいている農家さんです。(ぶどうへの想いが詰まったこちらの記事もぜひ読んでみてくださいね。)
それでは、当日の農園とオンラインの様子をお届けします!
体育館の7倍もある広々とした農園に、40種を超えるぶどうが!ぶどう農園ツアー
ぶどう農園ツアーがスタート。くるりさんの農園の広さは、約7反。1反は、学校の体育館に匹敵する大きさなので、7反はその7倍。園主の由希子さんひとりで運営しているとは驚きの広さです。
8月から収穫が始まり、9月中旬頃が一番多くの品種を収穫できるのだそう。観光農園は木を高くしている所がある中、自然のままの農園のくるりさんは、木の高さをあえて低くしています。
作業に向いた本来の高さにすることで、お客様にもぶどうを育てるありのままの環境を感じてほしいとのこと。収穫するとき以外は常にかがんで上を向いての作業になるため、首と腰への負担が大きくなってしまうぶどう育成。労力をおしまず、想いを込めて大事に育てているという普段聞くことのないぶどうの話を聞くことができました!
農園ツアーの次は、「愛でタイム」です。
愛でタイム:大きさや色どり、香りを楽しむ!
こんなに大きな粒のぶどうは食べたことがなくて驚き!はじけそうなほどぷりっぷりんなぶどうたち。わたしの元には「マリオ」「雄宝(ゆうほう)」「クイーンニーナ」が届きましたよ!
食べる前にカラフルなぶどうを並べて見比べてみたり、香りの違いを楽しんだりと、それぞれがぶどうを五感で愛でる時間です。
食べタイム:個性や生産者さんの想いを知ると味わいも変わる
ナビゲーターのみすずさんから「甘味だけでない食感の面白さを感じながら食べてほしい」と伝えられました。
わたしもいざ実食!ぶどうが口の中でパリッと弾け、甘さと果汁がじゅわっと広がります。
画面の向こうから多くの参加者さんからのおいしそうなお顔と、次々にぶどうに伸びる手がたくさん見られました。「やっぱり旬の食材はおいしい!」「マリオの果汁感がすごい!」とコメントする方、「サニードルチェはまるでりんごのような食感!」と新しい出会いに驚かれる方もいました。
違いを意識しながら自分好みを探す
「マリオ」は実が柔らかく、果汁があふれ出す、さっぱりとした上品な味わい。
「雄宝」は酸味を感じさせない、梨のような爽やかで上品な味。
「クイーンニーナ」は硬めの食感で食べ応えがあり、コクのある甘みと高貴な香り。
粒の大きさや食感を楽しみ、一番のお気に入りのぶどう品種を見つけます。わたしの推しぶどうは、めでたべ会参加者からも人気が強かった、クイーンニーナ!大きな粒と厚い皮、強い甘味が推しポイントです!
今回は出会えなかった他の品種も全部食べてみたいくらい、ぶどうの味わいの深さに感動しました。
食材のストーリーを聞きながら愛ごといただく
「ぶどうと『人』のつながり」をテーマに、みすずさんのぶどうへの愛溢れるお話をたっぷりと。
「ぶどうは人っぽいんです」とみすずさんは語ります。“親子のつながり”がぶどうの面白さなのだそう。たとえば、シャインマスカット。おとうさん・おかあさんの代、おじいちゃん・おばあちゃんの代からの特徴を引き継いでいるんです。
ほかにも、同じおとうさん・おかあさんでもちがった個性の子どもが生まれたり、名前の由来が親譲りだったりするなど、深堀っていくと人っぽいところがたくさんあるんです。
昔はあったのに取り扱いがなくなっていく品種もあることから、「推し」がいたら、守り続けるため、楽しみつくすためにぶどうを推してほしい!という願いも込めてお話ししてくれました。
めでたべ会終了後のアンケートでは「前回のぶどうめでたべ会よりも、解説のオタク度合いが増していた」と声をいただくほど、ぶどうへの愛でいっぱいのみすずさん。そんな彼女の話を聞いているうちに、「推しのぶどうはぜひ買おう!」という気持ちになりました。
また、このぶどうの兄弟は?親は何なのだろう?ということに目を向けていくのも、ぶどうを楽しむコツだと教わったことが個人的に一番心に響いた内容でした!
くるり園主・由紀子さんとみすずさんが語る、愛なしではできないぶどうづくり
めでたべ会でいただいたぶどうたちを作っているのは、兵庫県三木市でこどもぶどう農園くるりを営む、由希子さん。こどもぶどう園くるりでは個性のある、“珍しい”と感じる品種を選んで育てている、と由希子さんは話します。
「特に個人育種家が育てた品種は個性があっておもしろいんです。実がなるまでは4年もかかりますし、作りにくいものもあるけれど、色んな品種を知ってもらいたくて毎年20品種を植えています。また作る過程では、「儲かるか」ではなく「おいしいかどうか」を大切にしているとのこと。
自分の『おいしい』と思う感覚を大事に、他の農園で作られたぶどうを自分でも買って食べて、自分のぶどうとのおいしさの比較をしています。おいしさの追求の結果、小さい粒のほうがおいしければ小さいまま提供します。たとえばシャインマスカットは、うちでは粒を小さめに作っているんです。香りが出るまで待ち、色味もしっかりと見ながら育てていますよ!
みすずさんからは、育種は大変難しく、愛がないとできない作業であると感じていること。そして、多くの品種の中からどれを選んでいくかというところに、くるりさんはじめ、ぶどう農家さんの人柄が現れていると感じていると話していました。
おふたりによるぶどう談義は、本当にぶどうへの愛の深さが伝わるものでした!
参加者の声
Xで #めでたべ会 と検索してみると、参加者のみなさんの楽しんでいる様子がたくさん!
みなさんの驚きやおいしさが投稿からめいっぱい伝わってきます。見ているだけでも、おいしさを思い出し、「参加して本当によかった!」「現地にも行ってみたい!」という気持ちになります。
他にもたくさんの投稿がありました。#めでたべ会 で検索してくださいね!
わたしたちは、いのちとして健やかに育てられた食を愛ごといただく食体験を愛食と定義しています。めでたべ会もそのひとつ。小さな発見が大きなトキメキに。
▶︎過去のめでたべ会の様子をチェックする
おいしいだけじゃない、何気ない日常を輝かせてくれる食材と、食べる幸せを感じる空間を一緒に楽しみませんか。めでたべ会の開催は、XやInstagramにてお知らせしています。最新情報を受け取りたい方は、フォローしてお待ちください!
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こどもぶどう農園くるりさんのぶどうは、わたしたちaiyueyoがご用意している、生産者さんの愛や想いが詰まった「愛ごと贈る」フードカタログギフトのaiyueyo giftにも掲載させていただいてます。由希子さんの想いが詰まったこちらの記事もぜひ読んでみてくださいね。
aiyueyo giftは、愛を贈ることをテーマにしたフードカタログギフトです。 食の作り手が大事に育てた農産物を食べやすい形で。畑から食卓までの全ての過程にめいっぱいの愛を注いで、あなたの気持ちを大切な方へお繋ぎします。
ライター/亜希子 編集/えりな