※畑のそばの、豊かな暮らし発掘メディア「ハタケト」は、2022年9月1日より愛食メディア「aiyueyo」にリニューアルしました。

こんにちは。大阪で野菜オタクな八百屋を経営しています、ベジくるむの寺田賀代后(てらだかよこ)です。

「わたしらしく、ありのままに。」

をモットーに生きるわたしの真っ直ぐな言葉をあなたにお届けできたらと思います。

唐突ですが、

お野菜ってあなたにとってどんな存在ですか?

「栄養がある」から「食べなきゃいけないもの」?

実際そんな声をよく聞きます。

「栄養があることはわかってるから、食べなきゃいけないとわかってるけど、できないのよね。」

忙しく暮らしていたら、落ち着いて野菜を調理して食べるなんて、難しいですよね。

先に言います。わたし、3食きちんと野菜とってません!

野菜をかわいい!と愛でまくっているわたしは、知人やお客様から

「わたし”も”ちゃんと野菜食べないと〜」と言われることがあるのですが、

実際はわたしも3食きちんと野菜をとってる訳ではありません。

ジャンクフードも食べるし、お肉も好きです!

お仕事上、配達など車での移動が多いので、コンビニのおにぎりやパンで済ませることも。

車移動しながらコンビニサラダは食べるの難しいし、なによりごめんなさい。

苦くて食べる気の起きないサラダもあります。

八百屋のわたしも、完璧ではありません。

ベジタリアンを挫折した過去

わたしは、「綺麗になりたい!」というキッカケで野菜にのめり込んだ人間です。

(このお話はインタビューを受けた際にしたのでよければご覧ください。)

その時に野菜を独学で調べていると、ふと牛さんのと殺動画を見てしまい

可哀想になってベジタリアンになった時期があります。

ストイックが度を越して、ガリガリに痩せて、周囲から「綺麗」と言われるどころか、心配しかされなくなりました。

当時の写真はないのですが焼肉屋さんでもお肉を食べない徹底ぶりでした。

野菜の伝道師として、周囲から心配されるくらい痩せ細ったわたしが、「野菜食べようね」なんて言っても、伝わるわけないがですよね。

0か100ではなく、50でも80でもいい。

バランスよく食べてこそ健やかな体や心は作られます。

そして、そこには心のゆとりも欠かせません。

肉は悪!

ジャンクフード悪!

野菜は必ず食べる!

そんな風にストイックに自分を追い込むと、苦しくなるのは自分自身。

できない日があってもいいじゃん!

そうやっておおらかに自分を許す心も持ちながら向き合ってほしいのです。

”more vegetables,less meats”

わたしは

「今より少し野菜を食べて、今より少しお肉を減らそう」

という考え方で食事を変え、自分にとって良い結果になるならその食べ方を周りにも伝えていこうと実践しました。

0か100ではなく50でも80でもいい。

無理せず続けれること。

それが死ぬまで続ける、

「食事」という分野においては大事なのだと感じています。

野菜に対して食べないといけないという義務に苛まれていませんか?

本来私たちの体は欲しいものを欲しい!と感じれるようになっています。

しんどければどこかからSOSを発していて

それに対しての救済が欲しいと訴えています。

最初に書かせていただいたコラムでもお伝えしていた自分をよく理解してあげることと繋がります。

心や体の欲求に耳を傾けれていますか?

気づけたときに野菜を食べることは義務ではなく欲求に変わります。

できなくてもいい。無理して食べなくてもいい。

ですが、心から野菜を食べたい!と思えたときにはありったけ自分を甘やかしてあげてください。

その時味わった野菜はとても美味しく、あなたの癒しになってくれます。

この積み重ねが野菜好きに繋がる一歩かもしれないと

私は思っています。

どうか上質で自分に素直な生き方をしてくださいね。

きのこが食べたくなる季節になってきますね。実はきのこには旬はありません。ですが、食欲不振を解消してくれたり免疫力を高めてくれると言われています。冬に流行る病気に立ち向かうべく、体が自然と求めている。私はそう感じています。

ライター/寺田 賀代后

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