
2025/07/05
『捨てる』と『守る』で叶える、自分らしい生き方のヒント 〜aiyueyo一般社団法人設立記念イベントレポート〜
こんにちは!チームaiyueyoのえりりんです。aiyueyoでは、ナエドコの運営や愛食リール動画の制作など、さまざまな活動に「えい!」と携わっています。もともと私は、1つのことを極めるよりも興味が湧いたことにどんどん突っ込みたくなるタイプ。イラスト、プロジェクトマネージャー、場づくりなど、多種多様に、「好き」「できる」「やってみたい」を掛け合わせながら、お役立ちのカタチを育てています!
そんな私が今回レポートするのは、2025年4月に一般社団法人となった新生aiyueyoの記念すべき2つのイベント。

右:「ごきげんで生きる私たち〜迷わず進みつづけるための『お守り』を共に見つけよう!」)
片や“お守りを見つける”、また片や“捨てる”──。
言葉の意味は真逆ですが、じつはどちらにも共通するテーマがありました。それは、「自分らしく生きる」ことに向き合う時間だった、ということです。私は登壇者として、そして一参加者として、これらのイベントを楽しみました。その中で、改めて自分を再発見したり、価値観をアップデートしたりする、そんな機会にもなりました。
「”自分らしく生きる”って、思っていたより自由で楽しいかも」
そんなわくわくを感じた時間の様子を、ここからお届けします!
レポート①
人生、春の捨て祭り〜自分らしい人生は『捨て』から〜

「自分らしく生きるためには、まず“鎧”を脱ぐことから」
そんなキーワードとともにスタートした“捨て祭り”。ゲストは『人生は、捨て。』の著者で、こんまりさんの夫兼プロデューサー・川原卓巳さん。ナビゲーターは、ごきげんに生きる私たちに続き、aiyueyo創設者のなるみさん(あべなるみ)が務めました。イベント冒頭から、
卓巳さん:「あの本(『人生は、捨て。』)、もう手元に1冊もないんですよ。人にあげすぎて(笑)」
なるみさん:「私もですよ!感化されすぎてすぐ回しちゃって、もう読み返したくてもできない状態です(笑)」
というまさかの展開に、チャット欄も「さすがすぎる」「やばいw」と大盛り上がり。
そんな愉快な本イベントのゴールは、

でした。(ぜひ、この記事を読んでくださってる方も一度考えてみてください。)
事前に集めた“捨てエピソード”や“捨てにまつわる悩み”をヒントに、参加者それぞれが「今、自分が手放したいもの」を考える時間になりました。ここで、シェアされた印象的な“捨て”の声をいくつかご紹介します。

・アイドル時代のXアカウント(フォロワー35000人!)を手放し
タイトルを見た卓巳さんも、思わず「気になる!」と興味津々。手放した理由を聞いた後には、「大事なのは、数字よりも”自分が届けたい人に届いていること”。そうじゃない場合は、その数字分、自分のなりたい姿から離れることになる」と、納得のコメントを添えてくださいました。
・ 「時間をかけないと、お金をもらっちゃいけない」という思い込み
個人事業主の方が抱えがちなこちらのお悩み。卓巳さんはこう語りました。「価値って、“どれだけ変化を生み出せたか”。かけた時間じゃない。相手の変化量が価値なんです」たとえ1秒しかかかっていなくても、相手が大きく変わったなら、それはしっかり“価値”として受け取っていい──。その言葉に、私自身もハッとし、肩の力が抜けるような気分になりました。さらに卓巳さん、「僕、何もしなくても、近くにいるだけでその人の運気が上がるって本気で思ってるんですよ」とニッコリ。“生きてるだけで価値がある”という自信満々の言葉に、驚きと笑いがこぼれていました。説得力のある卓巳さん、大尊敬です!
参加者の方からは他にも、「夫の仕事を優先すべき」「会社員で安定して稼がなきゃ」といった“誰かの正解”から自由になる声や、「ツンツンな自分すら愛していいんじゃない?」なんて言葉も飛び出しました(笑)
“捨てる”って、ただ取り除くことじゃなくて、“許す”とか“抱きしめる”という選択肢もあるのかも
そんなあたたかな気づきが広がった時間でもありました。
そして極めつけは、捨てたいことを紙に書いて、ビリビリ破り捨てるワーク!

皆、晴れやかな表情で、“捨てたいこと” をビリビリと破り捨てました。
卓巳さんが選んだのは、なんと「社長業」!!

思わずみんなの口も大きく開きました(笑)
ちなみに私が手放したのは、“他人の評価を気にしすぎる自分” 。あの紙を破った瞬間の感覚が残っていて、最近は「まぁいっか!」と気楽に流せる場面も、少しずつ増えてきているところです。
“手放す”って、こんなに軽やかで前向きなんだと感じられる、自由で愉しい時間でした。
レポート②
「ごきげんで生きる私たち〜迷わず進みつづけるためのお守りを共に見つけよう!〜」

「自分らしく生きるヒントを届けたい!」
チームaiyueyoのメンバーは、ナエドコ(※)・aiyueyoでの活動を通じて、身に纏っている「社会の正解」という鎧を少しずつ脱ぎ、自分らしく生きる心地よさを日々実感していっています。その変容を、自分らしい生き方を模索する方へ贈ろうと企画したのが、この「ごきげんで生きる私たち」!
※ナエドコ:aiyueyoの玄関口プログラム。「仕事」と「暮らし」という観点から、「いのち(私)」にまるごと向き合う場所です。詳細はこちらからご覧いただけます。
登壇したのは、“自分のスタイル”で人生を歩む3人。



ありがたいことに、私も「ごきげんに生きる」一人として登壇させていただきました!
じつは、登壇者全員が子育て真っ最中。それぞれ2、3人の子どもたちがいるママなんです。「暮らし」と「仕事」に奮闘する毎日の中でも、“自分らしさ”を大切にしながら生きる姿について、いくつかのトークテーマを軸にお話しました。
心に残った登壇者の言葉たち
まず一つ目は、JURIさんの「前はずっと『察しろよボケぇ!』って思ってた(笑)」というぶっちゃけトーク。「ごきげんを目指す上で ギャップに感じた / 守るためにしたこと」のテーマについてお話する中で放たれた(?)強烈な一言に、思わず皆が爆笑する場面がみられました。笑

でもその裏には、「(夫に)わがままって思われたくなかった」という気持ちがあったそう。夫婦仲が悪化したことをきっかけに自分と向き合い始めたJURIさん。そんな彼女が少しずつ始めたのが、“小さなお願い”を伝えること。夫に「2人でスタバに行きたいな〜」と素直に言ってみたら意外と喜ばれて、「言ってもいいんだ!」と気づけたと話してくれました。
“ごきげん”でいることは、自分にウソをつかないこと。
相手に合わせすぎず、でもぶつかりすぎず、自分なりの心地よい距離感を見つけていく大切さを感じました。
さて、次にテーマは”「ごきげん」を保つために、子育てと仕事をどう両立しているか”に移ります。

ここで、亜希子さんから「分けるのではなく、一緒にしてしまう」という考え方が登場しました。普段の子どもへの声かけややりとりを、まるごと講師業にも活かしているそうです。「暮らしの延長線に仕事がある」スタイルの働き方を選ぶことで、肩肘張らずに、無理なく続けられるお仕事のカタチを少しずつ築いているのだとか。「ちゃんとやらなきゃ」「きちんと分けなきゃ」と思いがちですが、 “暮らしも仕事も自然体でまぜこぜにしてOK” という考え方は、ふっと肩の力が抜けるヒントになったのではないでしょうか。
そしてもう一つ心に残ったのが、ナビゲーター・なるみさんの言葉。
「仕事=稼ぎ、と捉えがちだけど、それって“私のプライド”かもしれない。」
本当にガツガツ働く必要があるのか?という問いかけには、思わず登壇者の私もハッとさせられました。
私が見つけた「ごきげん」の秘訣と「自分らしさ」への一歩

私にとってのごきげんは、「自分自身が心から楽しいと感じること」「ときめき」。そして、もうひとつ大切にしているのが「余白を取りに行くこと」。仕事も子育ても大切だからこそ、つい詰め込みがちですが、自分の心の動きにアンテナを張り、「今ちょっと詰まりすぎてるかも」など自分の小さな違和感に気づいてあげることが、ごきげんの鍵だと感じています!
最後に、登壇者たちに共通していたのは、「自分らしく生きる」を実現するために、まず“内側に向き合う時間”を大切にしていた”ということ。たくさんのことにチャレンジし、行動力も溢れる私たち。でも、その裏には「書き出す」「振り返る」といった“思考の時間”が必ずありました。忙しい日々の中でも、自分の心に耳を澄ませる“内向きのベクトル”があるからこそ、外に向かってごきげんに動ける。
「どこから始めればいいんだろう?」と迷ったときは、まずは“内側”から。
自分の本音を見つめる時間こそが、「自分らしく生きる」ための最初の一歩になるのだと、改めて感じました。
最後に
イベントを通して改めて思ったのは、「ごきげん」も「自分らしさ」も、もっと軽やかに、もっと自由に選んでいいんだ、ということ。
いらないものは手放して、好きなものは大切にして。
少しずつ積み重ねていけば、自然と心地よく、生きられるようになるんだな、と感じました。
肩の力をぬいて、これからも私らしく育んでいこうと思います!
INFORMATION

川原 卓巳さん(かわはら たくみ)
1984年生まれ。プロデューサー。大学卒業後、人材系コンサルティング会社に入社し、のべ5000人以上のビジネスパーソンのキャリアコンサルティングや、企業向けのビジネス構築・人材戦略を手がける。2013年に同社を退職し、近藤麻理恵のマネジメントと“こんまりメソッド“の世界展開をプロデュース。近藤の著書『人生がときめく片づけの魔法』シリーズを世界累計1400万部の大ベストセラーに導いた。2023年、「川原卓巳 プロデュースの学校」を設立し、グローバルに活躍するプロデューサー人材の育成に取り組んでいる。YouTube『川原卓巳のオモテでする裏側の話』を配信中。2025年1月発売の最新著書『人生は、捨て。 自由に生きるための47の秘訣』も話題。