2021/02/26
春から新企画「ハタケトことば」がはじまります
初めてのハタケ。
どこに立ったらいいのか、または、どこを歩いたらいいのか。
雑草とって、と言われたけど、
これ雑草なのかな、芽なのかな。
ウネってなに?アゼってどこ?
わたしたちが「ハタケト」をつくるなかで初めて出会う言葉、野菜、聞きなれない用語など。これまで少しずつ増やしてきた語彙を集めてみることにしました。
生産者さんや食材を扱う人にとっては当たり前の言葉は、もしかしたら、普段わたしたちの暮らしには必要ないかもしれませんが、知っておくと、ある日突然、新しい世界に繋がるドアのように導いてくれることがあるかもしれません。
今回はこのことば。
畝(うね)
畝とは、作物を育てるために畑の土を盛り上げた部分のこと。
畝をつくることで敷地内が整理され、限られたスペース内で効率よく栽培することが可能になります。また、畝の高低差によって、雨の多い時で水はけがよくなったり、作業する人のスペースが確保されるといったメリットを活かすにも有効です。
日照を考えると平地の場合は東西方向、高さは土壌タイプによって10〜15cmなど。農法によっては畝を立てない栽培家もいるので農家さんによって一概には言えませんが、一般的には、作物に適した幅や長さの畝を上手につくることで、良い作物が作りやすいとされています。
プロの農家さんであれば機械で畝立てすることが多いと思いますが、家庭菜園の場合はほぼ手作業ですので、鍬(くわ)やレーキといった道具があると便利。
こんな感じで少しずつ、畑や農業の用語、野菜の種類や、料理の用語、移住や暮らしなどにまつわる言葉を、「ハタケトことば」として積み重ねていく新しい試み。2021年春から少しずつ、わたしたちと一緒に楽しんでもらえたら嬉しいです。