2023/04/27
身近な野菜を深掘る。味わいまで変える、例えばトマトを知ること
「aiyueyoの愛食便り」では旬の食材を楽しむ暮らしをご紹介します。
ひとつにまとめるには違いすぎるから
おいしくて栄養豊富、コロンと丸い形がかわいらしいトマト。でも実はトマトは、日本だけでも300種類、世界には1万種類以上の品種が登録されています。見た目の大きさや、形、色、味だってさまざま。せっかくなら、ただ「トマト」とひとまとめにするよりも、その時いただく一口に意識を向けてみませんか?
食べ比べてみることで気づく、それぞれの個性
まずは品種の違いを試してみる
ピンク掛かった色味の「桃太郎」、中玉サイズで柔らかな「フルティカ」、皮が薄くてジューシーなミニトマトの「プチぷよ」、肉厚で楕円型の「アイコ」などなど、どれもトマトですが、どれもみんな個性的です。まずは違う品種のトマトを2〜3種類、意識して食べ比べてみてください。
続いてサイズによる特徴も
トマトは、約100g以上が大玉、約30~60gは中玉、約10g~30gはミニトマト、と大きさで3タイプに分かれています。見た時にも大きさの違いは気づきますが、手に持った時の重さや、実際に食べた時の食感、味わいの違いも感じてみると、今まで気が付かなかったサイズの違いによる味の特徴も感じられるはず。
色や形など個性を知る
赤、ピンク、黄色、オレンジ、緑、黒、ゴールドなどなど。トマトの世界は実に色鮮やか。じっくり観察してみると、色だけでなく形も違っています。
食べかたを変えてみる
生のまま食べても充分においしいトマトですが、トマトに含まれるリコピンは熱に強く脂溶性なので、油を使うことで接種効率が上がります。パスタやスープ、炒め物など、サラダ以外にも生のトマトを使って料理してみましょう。世界では、加熱して食べる国の方が多いとも言われています。
買い方を変えてみる
いつも同じスーパーで買っている、という方はぜひ、今まで行ったことのない店舗や農家さんの直売を試してみてください。栽培方法のこだわりを聞けたり、イチオシの品種を育てるトマト農家さんと出会えるかもしれません。
ハウス栽培の普及で通年流通しているトマトですが、冬から春にかけてはハウス栽培、夏から秋にかけては路地栽培のトマトが多く出荷されています。季節も意識しながら、おいしいトマトを選びたいですね。
いつもの定番野菜も、少し意識を変えてみるだけで、より五感に響く味わいが楽しめます。野菜本来のおいしさを実感したり、自分の好みの野菜と出会うなど、食べること自体を豊かにしていきましょう。
aiyueyoがお届けするインターネットラジオ「ごきげんは愛食から」では愛食を通して、日々の何気ない食事をスペシャルな体験に変える魔法をお届けします。ぜひあなたも、愛食の世界をのぞいてみてくださいね。