2026/02/20

丁寧より、心地よさ。器で見つけたわたしの愛食

このコラムは、aiyueyoが毎月23日の「#愛食の日」にお届けしている連載 「愛食のある風景」 です。

食卓のひと口の向こう側にある、人やいのちのつながりをそっと見つめる——そんな時間を皆さんと一緒に味わえたらと思っています。

愛食って、特別な人のもの?

突然ですが、丁寧な暮らしって、なんだかハードルが高いな〜と思ったことはありませんか?

キラキラしていて、
細かいところまで気を配って、
手間を惜しまない

ちょっと憧れるけれど、みんなに「丁寧な暮らししてるんだよね」とは言いにくいかも。わたしにとってはそんな印象でした。

こんにちは!12月にナエドコを卒業し、チームaiyueyoの仲間入りをした、なぎです。

実はわたしは、昔から食べることが大好きで、食べていると自然と笑顔になっています。特に好きなものや美味しいものを食べたときには、誰かに知らせたくなってしまうんです。

そんなわたしですが、初めて「愛食」という言葉を聞いたとき、まず「丁寧な暮らし」が頭によぎり、こんな風に思いました。

「すごくこだわった材料で作らないといけないのかな」
「料理のために手間暇かけられる時間はないかも」
「スーパーで金額を気にして買い物をするわたしには、愛食はできなそう」

けれども、そんなことはありませんでした!

「愛食」は、もっとハードルが低くて身近なものでした。

今回はわたしの体験をもとに、ワクワクを優先しながら、ちょっとだけご飯を大切に食べることができるようになったきっかけをご紹介します。

初めての愛食で気づいた、器の大切さ

わたしが人生で初めて愛食をしたのは、自分らしい働き方・暮らし方を見直すグループコーチングプログラム「ナエドコ」のはじまりに食べた愛食BOXがきっかけでした。

箱の中には、愛食するための食材たちが綺麗に並んでいました。

柴海農園さんのピクルスとにんじんジュース、そして玄米麺。
まるごとんさんのもも缶で作るパスタ。

そのなかで特に、ピクルスの角切りの野菜がつやっとしていて、惹かれました。どれもこだわりが感じられる、素敵な食材ばかり。貴重な食材だからと、わたし自身も丁寧に調理を進めていきました。そして、あとは盛り付けるだけ。

そのときに、べーちゃんが言っていたのがこの言葉でした。

「お気に入りの器によそってみましょう。」

そうか、愛食って食材だけではないのか、と。

そこでわたしは初めて、自分のこれまでにも、愛食のカケラがあることを知りました。

なぜならわたしの母は、陶器が好きな人だからです。物心ついたときには、岐阜県の美濃焼などのように〇〇焼と呼ばれる器や可愛い模様のお皿が食器棚に並んでいました。わたしも小さい頃から自分のお茶碗やマグカップは自分で選んでいました。

今回のお料理には、どれが合うかな、と食器棚の器たちを見つめていると、わたしの中に「このお皿、ワクワクする!」という感覚があったことに気がつきました。

その感覚に引き寄せられるように、自然とお皿が決まりました。

ピクルスは、カラフルな模様の小鉢に、
にんじんジュースはお気に入りのマグカップへ、
パスタは、縁がお花模様になっているお皿、
おまけのじゃがバタは黄色が映えるシンプルなものに。

たったひと手間を加えて、お気に入りのお皿に盛り付けたら、なんだか急にお料理がキラキラして見えました。にんじんのオレンジはより濃く見えます。ピクルスの酸味のある香りが鼻にぬけて、コリコリした食感が楽しい。

わたしの愛食は、器から始められるのかもしれない。

そう思えてから少しずつ、自分なりに食べ物に愛着がわいてきて「めでる」ようになっていきました。盛り付けるのが楽しくなっていくと、美味しく食べるのが好きなわたしが、ハマらないわけがありません。

だから最近では、新しくお花の形の陶器をお迎えしました。表面はつるっとしているけれど、縁の部分が少しざらっとしていてかわいいお皿です。これで次は何を食べようかな?とワクワクしています。

このお皿でスーパーで買ったものも、もっと美味しく食べてあげたい。
お惣菜も味付けが、徐々に素材を楽しめるシンプルなものが増えてきましたよね。

さらに野菜や果物自体にも、より興味が出てきています。今の旬はどれなのかな?と気にしながらスーパーに行くようになると、今が旬!というポップに目が留まるようになってきました。

冬は柑橘の季節🍊

このコラムが公開された2月の今の時期は、金柑やレモン、ゆずなど、柑橘がまさに旬。わたしもaiyueyoメンバーも、様々な柑橘に出会い愛食を楽しんでいます。

絹島グラベルさんのレモンを贅沢にお鍋に。華やかなレモンイエローが、より一層食欲をそそりますね )

ハナウタカジツさんの柑橘をソースに。上野養豚さんのまるごとんとコラボしているのも最高です!)

( 柚香の果汁をつかったかきまぜ寿司。柚香の香り高い、優しい酸味が美味しい。搾った後の果実をわかめと出汁つゆと和えると簡単に美味しくなります )

旬をちょっとだけ長く楽しむには、ジャムもおすすめです!
わたしはハナウタカジツさんの金柑を、ジャムにしました。コトコト煮たら皮が透けてきて、とろっとつやっとするのがたまりません。

せっかく作ったから、おすそ分けしたくなって実家の母にプレゼント。最近はこのジャムを、毎日ヨーグルトに入れて食べていると教えてくれました。

「金柑は風邪予防にいい」とよく聞きますが、そんな母は風邪をひいていないそうです。

愛食の仕方は、あなたが心地よいやり方を選んでいい

食材をガラッと変えたわけでも、難しい方法で料理をするようになったわけでもありません。買い物も、いつも通りのスーパーです。

ただ、いつもよりちょっとだけ、

盛り付けを丁寧に
食材の旬を気にしてみることで
食べる時間を大切にしたくなる。

愛食は、ほんの少し向き合い方を変えると、じつはあなたのすぐ近くにある幸せであったり、心地よさであったりするのかもしれません。

毎月23日は「#愛食の日」です。あなたなりの愛食の仕方を探してみませんか。