2023/07/11

7月はPlastic Free July!暮らしの中のプラスチックを見つけて減らしてみよう!

aiyueyoは人にも地球にもやさしい暮らしを叶えたい企業や団体と手を取り合っています。本連載では日常の小さなエコアクションを応援するコミュニティ「暮らしの目からウロコ」と一緒に地球にやさしい暮らしを楽しむ ヒントをお届けしていきます。

7月はプラスチックごみを減らす世界的なキャンペーン「Plastic Free July」が開催されます!ごみが減ると、家事が楽に、暮らしもシンプルになり、なんだか身も心も軽やかに。今月はプラスチックごみに着目し、ごみを減らす取り組みを始めてみませんか?

自分が出したごみを分析してみよう

お子さんや家族と一緒に、ゴミ袋の中身をチェックすると意外な気付きがあって楽しい!

自分自身が普段、どんなごみを出しているのか、考えたことはありますか?一度、ごみ出しをする前にごみ袋の中を少し覗いてみましょう。

ごみのほとんどが、プラスチックのパッケージや使い捨てのものだったという方が多いのではないでしょうか。つまり、プラスチックごみを減らせば、ごみの量は大幅に削減されるということ!

自治体の分別方法にもよりますが、プラスチックごみを洗って、分別したり、ごみ箱の中の袋を入れ替えたり…ごみ出しをするまでにもたくさんの家事が含まれています。ごみ出しの頻度が減るとごみに関わる家事がまるっと削減できちゃうんです。

プラスチックごみって何が問題なの?

便利な反面、課題も多いプラスチック

ごみを焼却したときに発生する温室効果ガスのほとんどは、プラスチック類の焼却によるものが大部分を占めています。(出典:横浜市
つまり、プラスチックごみを減らすことは温室効果ガスを減らすことにつながります。

では、日本ではどのくらいのプラスチックごみを出しているのでしょうか?日本は一人あたりのプラスチックごみの排出量が1年で約32キロ。これはアメリカに次いで第2位と言われています。(出典:環境省

リサイクルしているからごみとして出しても良いのでは?と考える方もいらっしゃるかもしれません。しかし、日本のプラスチックごみのリサイクル率の25%うち、そのほとんどは海外に輸出してリサイクルしており、国内のリサイクル率は1割以下と言われています。

近年、日本からプラスチックごみを輸入し、リサイクルをしてきた中国やアジア諸国では、自国のごみ処理やリサイクルが増えたことやから、日本からの輸入を停止しました。これから、海外輸出でのリサイクルは難しくなる見通しです。(出典:プラなし生活

様々な観点から、私たち日本でもプラスチックごみを減らしていくことが求められているのです。

楽しく続けられるアクションを見つけよう!

「なんだか今までの暮らしが不便になりそう…」「色々我慢しないといけないのかな…?」と不安に思うかもしれませんが安心してください。プラスチックごみが減ることで私たちにとっても嬉しいことがたくさんあるんです。今日は私が楽しく実践してきた簡単に始められるプラスチックごみを減らすアイデアを5つご紹介します!

①マイボトルを持ち歩こう
すでに取り入れている方も多いのではないでしょうか。
私はマイボトルを使うようになり、ペットボトルの飲み物を買わなくなってから、嬉しい変化がたくさんありました。

まずは、ペットボトルのごみが減ると、ごみを出す機会も減って楽になります。
そして、何よりも自分で淹れたお茶は美味しいのです。仕事の合間にマイボトルの美味しいお茶を飲むと、とてもリラックスできます。自分のご褒美にこだわりの茶葉を見つけるのも楽しいですね。忙しい中で慌てて味わうことなく飲むお茶と、ほんの1分だけでも、心を落ち着かせて一息つくお茶。マイボトルにするとこの時間が生まれるのです。

②マイカップも取り入れてみよう
すでにマイボトルをお持ちの方は、マイカップにステップアップしてみるのはどうでしょうか?
この時期に美味しい冷たいドリンクのプラスチックカップやストロー。残念ながらものの数分でごみになってしまいます。マイカップにはおしゃれなデザインや携帯性の高いものもあり、選ぶ楽しみもあります。マイカップで割引をしているお店に行けば、お得になってさらに嬉しいですね!

(左)お気に入りのマイボトルに毎日ハーブティーを淹れてお出かけ(右)コンパクトに小さくなるシリコン製のマイカップ

③使い捨てカトラリーは断ろう
使い捨てカトラリーを断るのって、なんだか勇気がいりませんか?そう思っていたときに、飲食店の方から「使い捨てカトラリーを用意するのはお客さんが求めているから」というお話を聞きました。つまり、使い捨てカトラリーを断る人が増えれば、最終的に、お店は使い捨てカトラリーを用意する必要がなくなり、それらにかかる経費が不要になります。そして、私たちが購入するときの価格にも、反映されていきます。使い捨てカトラリーを断ることは、好きなお店をちょっぴりサポートすることにつながると気付いたとき、断るハードルが和らいだのです。代わりにマイカトラリーを持ち歩くようにしましょう!

まずはお弁当用のお箸から始めて見るのがおすすめ

④固形石けんを暮らしの中に取り入れよう
液体の洗剤やシャンプーなどはボトルがごみになります。また詰替でもパッケージごみが発生しますよね。実は台所の食器洗い用の洗剤も、シャンプーも、コンディショナーも固形石けんがあるんです!使ってみると、いつもと変わりなく使える上に、ボトルが場所を取ったり、ボトルの底がヌメヌメして汚れたりすることもないので、「あれ、なんで今まで固形石けん使わなかったんだろう?」と思うくらい便利だったんです!お掃除も楽ちん、ゴミも減って良いことだらけです。

固形石けんは磁石で浮かせるとお風呂掃除も楽ちん〜!石けんはLUSHで購入

⑤量り売りショップで買い物してみよう
日本のスーパーでは野菜も果物もすべてプラスチックパッケージに包まれていて、なかなかプラスチックごみの削減は難しく感じてしまいます。もし近くに量り売りで食品を売っているお店があれば、ぜひ足を運んでみてください!自分でタッパーや瓶を持っていき、必要な分だけ食品を購入できます。必要な分だけ買うので、オーガニック食品でも実はパッケージ売りされている商品よりもお得に買えちゃうこともあります。ぜひ探してみてくださいね。

こだわり食材がたくさんあり、お店の人とのコミュニケーションも楽しい。写真は大阪・岡町のBIOgururiさん

私たちが動けば、社会は変わる

Plastic Free Julyのキャンペーンポスター。今月は一緒に楽しみましょう!

プラスチックごみの削減…と聞くと、企業がやることでは?と考えがちですが、企業は私たち消費者の動きを見て、様々な商品やサービスを生み出しています。そう考えると、小さくても私たちが、カトラリーを断ったり、プラスチックパッケージでない商品を選ぶだけでも、社会が変わるきっかけを生み出していると言えます。

今日ご紹介した中で、あなたが「ちょっとやってみようかな」「これは面白そうだな」というものにぜひチャレンジしてみてください!毎日できなくても、できる範囲で、まるでゲームのように楽しむのが続けるコツです。続けていたら、自分自身の暮らしもシンプルに、なんだか毎日が心地よくなる瞬間が訪れますよ。

暮らしの目からウロコでは仲間とともに地球にやさしい暮らしを楽しむオンラインコミュニティ「ウロコミュニティ」を主宰しています。ひとりではなく、みんなでPlastic Free Julyを楽しみましょう!

ウロコミュニティの詳細はこちらからご覧ください。

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暮らしの目からウロコ

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「地球にやさしい暮らしは楽しい」をテーマに、仲間とともに、ワクワクとした気持ちで地球にやさしい暮らしを楽しむ。
そんな暮らしが当たり前になる社会を目指して、イベントやオンラインコミュニティの企画・運営をしています。