aiyueyoの愛食便り」では旬の食材を楽しむ暮らしをご紹介します。

たっぷり採れたハーブで暮らしを豊かに

家庭菜園に取り入れやすいハーブ。比較的虫がつきにくく育てやすいので、家庭菜園をこれから始めてみようという方にとてもおすすめです。採れたての新鮮なハーブは香りが高く、少し使うだけでいつもの料理がワンランクアップ。さっと収穫して使える、手軽に生活に彩りを加えてくれる存在なのです。

そんなハーブは育てやすさの一方で、春先に植えた小さな苗が、夏に向かうにつれてどんどん成長し、思っていたより大きく育ってしまった!ということも。

そこで今回はたっぷり収穫できたハーブを長く楽しむことができる「ドライハーブ」のつくり方をご紹介します。

(プランターで育てている3年目のタイム。買ったときは手のひらサイズの小さな苗でしたが毎年旺盛に育ってくれます)

ドライハーブをつくってみよう

ハーブティーに向くレモンバームと料理に向くタイムを例に、保存の効くドライハーブをつくってみましょう。

①ハーブを収穫する

茎ごとハサミで収穫しましょう。この時、「脇芽」は残すことがポイントです。ハーブは収穫することで「脇芽」を伸ばし、枝を増やしていきます。収穫もお世話のひとつ。遠慮なくたっぷり摘みましょう。

※脇芽とは・・・真ん中の太い茎のサイドに生えている芽のこと。真ん中の太い枝を切り戻すことで、残った二つの脇芽に栄養が流れ、より大きく育ちます。(参考リンク

(レモンバームは枝を1本ずつハサミで収穫(写真左)/タイムはまとめてたっぷり摘んでもどんどん芽が出てきます(写真右))

②洗って乾燥させる

ボウルに水を張ってよく洗いましょう。傷んだ葉や小さな虫を取り除いてください。洗ったら、しっかり水を切り、重ならないようザルなどに広げましょう。風通しの良い室内におくのがベスト。暑い時期だと室内でも2-3日で乾きます。

(おうちにあるザルなら何でも大丈夫。顔を近づけるといい香りがします)

③ドライハーブを保存する

ハーブの葉がパリパリしてきたら乾燥した証。用途に合わせて保存しましょう。

<レモンバーム>
〜ハーブティーとして〜
茎ごとポキポキ折って市販のお茶パックへ。熱湯を注いで数分蒸らすとレモンに似たさわやかな香りのするハーブティーを楽しめます。ティーバッグがたくさんできた場合は、ジップ付きの保存袋に入れて冷蔵庫の野菜室など涼しく湿気の少ない場所で保管しましょう。

<タイム>
〜ハーブソルトとして〜
茎から葉をしごき取りお好みの塩と混ぜれば、便利な自家製ハーブソルトのできあがり。お肉やお魚を焼くときや、スープをつくるときなどに大活躍です。いつものお料理に風味をプラスしてくれますよ。瓶に詰めて常温で保管できます。

(お湯を注ぐ前にティーバッグを揉んで葉を細かくするとさらに香りが立ちます(写真左:レモンバーム)/すりこぎで葉を細かくすると使いやすくなります(写真右:タイム))

保存が効くドライハーブは季節を越える贈りもの。ぜひ長く楽しんでくださいね。

ライター/かんばやし ちえこ 編集/つきもりちあき

インターネットラジオ「ごきげんは愛食から」では愛食を通して、日々の何気ない食事をスペシャルな体験に変える魔法をお届けします。ぜひあなたも、愛食の世界をのぞいてみてくださいね。

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