2022/12/23

ここぞという時の「断面萌え」。野菜のガトーインビジブル

aiyueyoの愛食便り」では旬の食材を楽しむ暮らしをご紹介します。

分かち合うのは、切ったときの歓び

ケーキ(ガトー)のままでは見えなかった(インビジブル)具材が、カットされると美しい層を魅せてくれる。それが、ガトーインビジブルの由来です。

今回はお野菜をメインの具材にし、前菜や副菜にもなるレシピに仕上げました。クリスマスや記念日、ゲストを呼んだ食卓などにピッタリの一品です。

【レシピ】野菜ガトーインビジブルのつくり方

今回は縦23cm×横8cm×高さ6cmのパウンドケーキ型を使用します。

〈作り方〉

1.生地を準備します。ボウルに卵3個、牛乳100ml、オリーブオイル大さじ3、粉チーズ大さじ3を入れて泡立て器で混ぜ合わせます。なめらかになったら米粉(もしくは薄力粉)100gを入れて、ダマがなくなるまで混ぜ合わせます。

米粉は薄力粉よりもダマになりづらいという特徴があります。仕上がりも、米粉を使用するとしっとり、薄力粉だとふんわりするので、お好みで使い分けるのも楽しいです

2.具材を準備します。今回はじゃがいも、さやいんげん、赤パプリカ、かぼちゃ、スモークサーモン。じゃがいもは皮をむいて薄切りにし、水にさらしておきます。さやいんげんは下茹でを。残りの具材は薄く切ります。

さやいんげんやオクラなど色鮮やかに仕上げたい野菜や、ほうれん草などアクのあるお野菜は下茹でをしておきましょう

具材を選ぶ際は、ほうれん草やにんじん、玉ねぎ、アスパラガス、オクラ、ベーコンなど、赤や緑、オレンジといった色鮮やかな野菜を選ぶと、カットした時の断面がきれいに仕上がります。

具材選びは、高さ6cmのパウンドケーキ型で5〜6種類が目安。今回は、野菜4種類とスモークサーモンの全5種でした

3.パウンドケーキ型に1の生地を薄く伸ばし入れ、2の具材から一種類ずつ均一に並べ入れます。別の具材を並べる前にまた薄く生地を伸ばし入れ、次の具材を並べる……これを層が均等になることをイメージしながら繰り返し、最後に残りの生地を流し入れて、お好みのチーズをトッピングします。

具材の間に入れる生地は、うっすらと具材が隠れるくらいの量でOK。生地を薄く広げることで、断面の層が綺麗に仕上がります

3.170℃に予熱したオーブンで40分ほど加熱します。焼きあがったらお好みの大きさに切り分けて完成です。

お好みで、ケチャップや黒こしょうを添えてお召し上がりください。米粉や薄力粉を使わずに、卵と牛乳や生クリームをベースに仕上げるキッシュ風に仕上げてもおいしいです。

ライター/脇坂 麻友美 編集/やなぎさわ まどか

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