2024/07/26
人にも地球にもやさしさを!座談会で語る、サラヤさんの愛あるものづくり
「サラヤと愛ある暮らし」連載では、人と地球の両方にやさしい暮らしを探求するサラヤ株式会社と一緒に心地よい日用品の選び方を見つけていきます。
こんにちは!チームaiyueyoのぴなそのです。
先日、サラヤ株式会社(以下サラヤさん)とチームaiyueyoの座談会に参加しました。オンラインでの開催でしたが、みんな同じ空間でわいわいお話ししているような雰囲気。アイドルグループのライブでは大きなうちわを持っているファンをよく見かけますが、今回の座談会では推しのサラヤ製品を持って参加したaiyueyoメンバーも。そんな様子にほっこりしました。わたしが座談会で気づいた、新たな発見をご紹介します!
もくじ
なんとなく使っていた、洗剤のギモン
「洗たく用の洗剤って、なんでこんなに種類があるんだろう?」
以前、ドラッグストアで洗剤を買おうとしたとき、あまりにもたくさんの種類の洗剤が並んでいて選べなかったことがあります。今ではサラヤさんのハッピーエレファントを使っていますが、未だにどの洗剤をどう使い分けたらいいのか理解できていませんでした。
まあ、普段からそんなに気にしないですよね。簡単に違いを説明すると……
ヤシノミランドリーなど普通の洗剤は、汚れをよく落とす働きがあります。ただし、シルクやウールは洗えません。アルカリ性でできているので繊維のタンパク質に影響して、縮んだり、色が脱けてしまうんですよ。
そのために、おしゃれ着用の洗剤があります。中性なので、洗剤らしい悪さをしないのが良いところ。縮みもせず、脱色も防げます。でも、「じゃあ全部、中性洗剤にしてしまえばいいじゃん!」というわけではありません。おしゃれ着用の洗剤は洗浄力が弱いので、頑固な汚れには普通の洗剤を使ってくださいね。
そして、赤ちゃんの衣類におすすめなのが、せっけんです。せっけんで作られているサラヤ製品は、アラウ.ベビーがあります。通常の合成洗剤で洗うと、柔軟剤なしでは衣類の繊維が硬くなっちゃう。柔軟剤は通常、合成界面活性剤を繊維に残すことで柔らかな洗い上がりになりますが、アラウ.は、簡単にいうとせっけん成分の働きでなめらかになります。ただ、洗剤と同じ洗浄力にしようとすると、せっけんはたくさん量を使うからコスパは良くないんです。なので、赤ちゃんの衣類だけ分けて洗うといいですよ。
洗剤の種類によって、こんなにも役割が違っていたとは驚きでした。参加していたaiyueyoメンバーからも「洗剤ごとの違いがよくわかり、勉強になった」とコメントが寄せられました。これからは洗剤選びで困ることはなさそうですね!
愛用者の「やってみたい!」を伝えてみた
次は、チームaiyueyoからサラヤさんへ、ある企画を発表!プレゼンしてくれたのは『サラヤと愛ある暮らし連載』でもたびたび記事を書いている、さえこさんでした。
その名も、愛ある暮らしのギフトセット!前々からサラヤさんのギフトセットがあったらいいのにと思っていたそうです。
出産前後の人には、アラウ.ベビーシリーズやラカントのノンカフェインドリンク。出産からしばらく経った人には、赤ちゃんのお世話や家事で何度も手を洗うのでヤシノミのハンドクリームもおすすめしたいです。新生活応援には、部屋干しのときにすごく活躍するアロマライフなど。サラヤさん製品を愛用しまくっているaiyueyoメンバーなら、どんな組み合わせがいいかを考えられますよ!
ありがとうございます。そうですね……。実は過去にギフトセットを何度か出しては消えているんです。最近は、自分で好きなアイテムが選べるギフトが主流で、思ったほどギフトセットって需要が高くないんですよね。
「えー!」と驚くaiyueyoメンバー。たしかに、最近はスーパーや百貨店のお歳暮やお中元のギフトセットのコーナーが縮小されている気がします。
夢のない話ですみません。そうだ、aiyueyoさんで作って売ってもらうのがいいかも。
「な、な、なんと!!やっちゃっていいんですか?!」とさらに驚くaiyueyoメンバー。まさか、aiyueyoでサラヤさんのギフトセットが作れちゃうなんて!予想を超えたお返事に、みんなの驚きとワクワクが画面越しでも伝わってきました。そして、さえこさんの熱意、サラヤさんと廣岡さんの懐の深さにもキュンとした瞬間でした。
人にも地球にもやさしく。サラヤさんのルーツは、⚪︎⚪︎?!
サラヤさんの製品は、性能の良さはもちろん、「人にやさしい」と「地球にやさしい」をセットにしたものづくりであることも特徴的です。パッケージや広告を見ていても、使う人の安全や環境を考えた処方にするなどの優しさを感じて嬉しくなるという声も。そこで、座談会の最後にサラヤさんが人と地球どちらも大事と考える理由を伺ってみました。
人と地球どちらも大事と考える根底にあるのは、創業者の思いです。創業者の更家章太の一家は、三重県熊野で代々林業をしていました。熊野って、世界遺産に登録されるような自然豊かで山深い場所なんですよ。
林業って、ある意味ではすごく先を見た商売なんですよね。今ある木を全部切っちゃったら商売を続けられないじゃないですか。だから、何十年後、何百年後の未来を意識して自然と向き合う。この林業のサスティナブルな考え方がサラヤにも反映されています。
また、創業者は自分を育ててくれた自然を大切にしなきゃいけないという考えを当然のように持っていました。だから、林業から離れても「自分が作る商品は、できるだけ天然の素材で地球にやさしいものを作ろう」という思いでサラヤ株式会社をスタートしたんです。
まさか林業の考えがベースになっていたとは!お商売が林業からものづくりへ変わった後も、持続可能な考えや自然を大切にする思いは受け継がれているのですね。
最初のサラヤ製品は手洗いせっけん。使う人の肌と環境への優しさを考え、原料はヤシ油だったんですよ。この頃からすでに「人と地球にやさしいことはマストだよね」というポリシーがあって、今でもサラヤのなかで当然の文化のように受け継がれています。
ところで、他社ではコスパを売りにしている商品をよく見かけますが、サラヤさんでは安さを追求する考えはないのでしょうか?
あまりないですね。ただ、ものづくりを続けるなかでの制約はあります。例えば、サラヤの商品って合成香料はほぼ使ってないです。「ほぼ」っていうのは、天然のアロマが使えない場合にだけやむを得ず使うって意味。原料が高価な場合、買いやすい値段にするために原料を別のものへ調整しなきゃいけないこともあります。
でも、やっぱり安くしようと思ってつくったものって、あんまり売れないんです。サラヤらしくないから。一般の競合に合わせてつくったら、サラヤ製品を選んでもらう意味がなくなってしまいますよね。だから、コスパではなく泡質や安全性などにこだわるようにしています。
お客さんのニーズだけ、地球のことだけ、どちらか一方ではなく両方とも大事に。ルーツや考え方を知って「生き方にもつながるお話ですね」といった反響もありました。そして、製品を使うことで、わたし自身もちょっとだけ地球や世の中にいいことをしていると思える。それも、使い心地のよさの理由であり、サラヤさんの製品の価値だと気づきました。
座談会でサラヤさんの歴史や、ものづくりの背景を伺って、ますますサラヤさんのことが大好きになりました。だから、これからもサラヤさんの製品を使い続けたい、みんなでもっと推したい。熱い想いも胸に秘めつつ、やさしい気持ちになれる座談会でした。
ライター/ぴなその 編集/あんどうまりこ