
2025/04/24
自分を満たすことから考えた、私らしい「愛本主義」が見つかった
「いのちを、めでる はぐくむ わかちあう。」をテーマに、自分らしい持続可能な暮らしと仕事を育むことを応援するaiyueyo。aiyueyoでは、個々がすでに持つ想いや強み・個性を活かしたお商売の形を「ナリワイ」と呼んで、自分らしいナリワイを生み出すことを応援しています。
2024年の8月〜10月の3カ月にわたって、ナエドコ10期を開催。
14名の参加者が、愛本主義をベースとした自分らしい働き方・暮らし方を始めるために自分と向き合い、仲間と共に”らしさ”のタネを芽吹かせました。
今回は、ナエドコ10期に参加したあゆ美さんに受講後の体験談を聞きました!

「新しい環境でも「暮らし」と「仕事」を分断せず、自分を見失いたくなかった」
私は、短期大学で栄養士を取得しましたが、就職時は資格の責任から逃れるように全く違う職種に就職しました。
「(資格があるのに)もったいない」という言葉を言われ続けた罪悪感に加え、職場の人間関係に悩み、一時期は心を病んでしまいました。
その悩んだ時期に、食や運動を含めた「暮らし」に焦点を当てて過ごすことで、自分がご機嫌になっていく感覚を実感しました。それと同時に「働きたい!」と思えるように。
自分にとって「暮らす」と「働く」を分断せずに過ごすことが大切なんだと気がつきました。

そこから仕事を続け、店長として新店舗の立ち上げを任されることが決定。
ポジティブにやってみたいという気持ちと、またあの時のように自分を見失ってしまうのではないか、という恐怖を覚えました。
そんなタイミングでナエドコ10期の募集があり、「愛本主義」の考え方に親和性を感じ、参加を決意しました。
「“お腹”の声を聞いて見えた、譲れない条件」
まず初回の講座から、「頭よりはお腹の声を聞いてください」と言われたのが、衝撃的でした。
愛本主義は、まず自分を満たし、半径5mを満たし、社会全体に愛が循環する、という考え方です。その第1段階の「自分を満たす」には、ブレーキをかけてしまう頭で考えるのではなく、もっと素直な「お腹」の声を聞こうということでした。
それは、私自身がたくさんの不調を経験して、大好きな食を通して、まさに実感していたものでした。そこから純粋な気持ちで考える、理想の暮らしはとても楽しかったです。

DAY2では、目の前のできることをコツコツやる期間が誰にもある「我が身整え期」と、今もらえているお金は過去に頑張ってくれていたもの「お金は遅延指標」いう考え方に出会いました。最初に理想の暮らしは描いたものの、今とギャップがありすぎて、辛い。今の自分のしていることが矛盾しているのではないか。そんな焦る気持ちを鎮めてくれました。
そして「我が身整え期」を過ごす際、私は「心と体の健康」という譲れない条件を見つけることができました。

自分の今していることや数年後の活動を「仕込む」「叶える」「稼ぐ」に振り分けて考えていくことで、さらに理想と今をつなぐ解像度が上がっていきました。
そのほかにも、お金のレクチャーでは、漠然とした不安を手放す一環として、最低限自分に必要な生活費を算出しました。お仕事の形を変えても柔軟に生きていけそう!ととても心が軽くなりました。
講座を受けるたびに、不安だらけだったものが一つ一つ剥がれていく…まさに鎧を脱いでいく感覚でしたね。
「今いる場所に愛を循環させる」
ナエドコを受講し芽生えたナエは2つあります。
一つは「“食べる”ように“読む”を楽しむ本屋さん」です。これは、「本と食に関わる仕事がしたい」という共通点があったナエドコ同期と計画しました。読書のハードルが高いと感じる人に、日常のご飯を楽しむように本も楽しんでほしいよね、との思いが込められています。その仲間の読書愛と知識、私の食と場づくりの関心がコラボする素敵な機会になりそうです。
aiyueyoでは思いに共感して集い、形にする、循環商店街という場所があります。必ず、そこで実験したいと考えています。
もう一つは「イラストエッセイで週めくりカレンダー」です。私はよくSNSで考えていることをつぶやいているのですが、「あゆちゃんの紡ぐ言葉が好き」と言ってもらえることが多くて…いっそ好きなイラストと一緒にグッズ化してみたい、と思い生まれました。「今日も1日頑張ろう」と背中を押したり、クスッと笑えたり…手に取ってくれた方の日常に寄り添えるのではないか、と考えます。

そんな自由な発想のほかに、次の1年はどうしたいかという問いに、私は「今いる場所に愛を循環させる」と発表しました。
新しい場所・チームメンバー、そしてお客さんにどのように愛を循環させるのか…具体的な方法とともに声に出しました。まさに自分を満たし、半径5mを私はご機嫌で満たしていきたいのだなと、私なりの「愛本主義」を見つけることができました。
