「愛の循環をshokuから耕す」を掲げる活動体ブランドaiyueyoで、2023年1月21日にaiyueyo循環商店街がオープンしました。

aiyueyo循環商店街は、“チームaiyueyo”のメンバーがそれぞれ自分らしさを活かした小商いを考えて出店し、仲間同士で応援しあう社会実験の場です。今回の新しい取り組みを詳しくご紹介いたします。

そもそもチームaiyueyoとは?

「愛の循環をshokuから耕す」を掲げているaiyueyo。“shoku”には、食と職と色(=自分らしさ)の3つの意味を込めており、自分らしいナリワイを生み出しながら愛食を広めるさまざまな活動をするのがチームaiyueyoです。

チームaiyueyoには社員はひとりもおらず、全員が業務委託で、それぞれのペースで愛食を広める活動に関わっています。メンバー個人個人が主体となり、やってみたいことに自ら手をあげて挑戦し、自立分散的な働き方をしているのが特徴です。

「組織のために働く」のではなく「自分らしくあるために組織を活用する!」そんな意識を持つチームaiyueyoでは、小商いをいくつか持ち「自分らしいナリワイ」をつくっていくことが、自分の人生をごきげんに生きるために大切だと考えています。

小商いのはじめの一歩を応援しあおう

(商店街に並ぶのは、みんなの「自分らしさ」を活かした小商いたち)

そして今回、チームaiyueyoの有志メンバーで始まったのがaiyueyo循環商店街。それぞれやってみたい小商いを考えて出店し、サービスや商品を購入しあいます。商店街では現金の「円」ではなく仮想通貨の「愛」を使用。「愛」を使うことで、その循環を“体験”として分ち合い、感謝や対価を受け取ることの喜びを感じ取りやすくなります。

現在、aiyueyo循環商店街では、思考を整理する壁打ちサービス「アイデアぽんぽん」や駆け出しライターによる「相互インタビュー」、イラスト好きのメンバーによる「バナーつくります屋」など、実にさまざまなお店が並んでいます。

aiyueyo循環商店街の魅力は、自分の小商いを楽しみながら試していけること。もし途中で違和感を感じたらいつでも出店をやめていいし、休業しても大丈夫。さまざまな小商いを実験しながら「自分らしいナリワイ」をつくる最初の一歩を仲間同士で応援しあっているんです。

想いを共有しあった仲間と一緒に育てる

実はこのaiyueyo循環商店街、チームaiyueyoのメンバーであるゆっちさんが「やってみたい!」と思って立ちあげたもの。ゆっちさんはチームaiyueyoの入口となるコーチングプログラム・ナエドコの事業責任者。ナエドコ生が自分らしさを発見していく姿を見ながら「みんなのはじめの一歩を応援し合える場があったらいいな~」と感じたことが始まりです。

ナエドコでは3ヵ月かけて「自分が心から望む暮らし方や働き方」を描き、理想を実現するための「活動のナエ」を考えて一歩ずつ進んでいきます。ゆっちさんは、そのナエを安心できるハタケ(=チームaiyueyo)で育て始めることで、ナエの成長をぐんぐん促せるのではないかと閃いたのです。

(ナエドコ5期のメンバー。仲間とともに自分の理想を思いっきり描いていく)

チームaiyueyoのメンバーは全員がナエドコの卒業生。aiyueyo循環商店街はナエドコ卒業後も継続的に自分らしさを表現し、そのチャレンジを応援しあえる場なのです。

実験は始まったばかり

2023年1月21日に商店街がオープンし、3月現在の参加者は31名、出店数は55店舗、循環した愛は21万愛を超えました。参加者も出店数も日に日に増えています。お店の掲載はnotion、愛の残高管理はスプレッドシートといったオンライン上のツールを用いて、メンバー同士でチェックしながら運用しています。

通貨である「愛」は、メンバーたちの経験や交流を育みながら、aiyueyo循環商店街の中を循環しています。今回の運営期間は2023年7月中旬まで。これから参加者たちにどんな変化が起こっていくのか、今から楽しみです。

ライター/やまくぼ