2023/03/17

通貨は「愛」、育むのは「自分らしさ」。aiyueyo循環商店街はナリワイ作りの実験場

らしさを循環させるワークプレイスであるaiuyeyoは、自分らしいお商売の実験と練習ができるaiyueyo循環商店街をスタートさせました。

2023年1月から半年間の試用期間を経て、2023年11月1日より正式に始動したaiyueyo循環商店街について詳しくご紹介いたします。

そもそもaiyueyoとは?

aiyueyoは「魅力的ならしさはすでにある」を信念に、愛本主義に共感する仲間たちが「いのちのらしさ」を価値として循環させる事業を展開しています。

愛本主義とは、いのちを真ん中に置いた社会のあり方のこと。まずは自分自身を満たしながら、身近な人へごきげんを広げていきます。

aiyueyoには社員はひとりもおらず、チームaiyueyoのメンバーとして業務委託で自立分散的に関わっています。組織のために働くのではなく、自分らしくあるためにaiyueyoを活用しているのが特徴です。

(aiyueyoには5つのハタケ(活動分野)があり、メンバーは好きなハタケで活動している)

そんなaiyueyoの提供価値のひとつに「ナリワイ」があります。自分の想いや強みを活かしたナリワイをしている時、人はものすごく輝きます。

自分らしいナリワイをいくつか育み、柔軟に組み合わせながらごきげんに生きる。自分で人生を経営する「自分ファーマー」にシフトしていけるよう、aiyueyoのハタケがあるのです。

そして循環ハタケの中で、各自のナリワイの一歩目を応援しあう場所としてスタートしたのがaiyueyo循環商店街です。

ナリワイのはじめの一歩を応援しあおう

(商店街に並ぶのは、みんなの「自分らしさ」を活かしたナリワイたち)

チームaiyueyoの有志メンバーで始まったaiyueyo循環商店街。それぞれやってみたいナリワイを考えて出店し、サービスや商品を購入しあいます。商店街では現金の「円」ではなくコミュニティ内通貨の「愛」を使用。「愛」を使用することで、その循環を“体験”として分ち合い、感謝や対価を受け取ることの喜びを感じ取りやすくなります。

現在、aiyueyo循環商店街では、思考を整理する壁打ちサービス「アイデアぽんぽん」や駆け出しカラーセラピストよる「お気軽カラーセラピー屋さん」、イラスト好きのメンバーによる「バナーつくります屋」など、実にさまざまなお店が並んでいます。

aiyueyo循環商店街の魅力は、自分のナリワイを楽しみながら試していけること。もし途中で違和感を感じたらいつでも出店をやめていいし、休業しても大丈夫。さまざまなナリワイを実験しながら、自分ファーマーになる最初の一歩を仲間同士で応援しあっているんです。

「自分はどんなナリワイができるだろう?」と悩む方に向けて、みんなでナリワイを考える作戦会議も定期的に行われています。

想いを共有しあった仲間と一緒に育てる

実はこのaiyueyo循環商店街、チームaiyueyoのメンバーであるゆっちさんが「やってみたい!」と思って立ちあげたもの。ゆっちさんはチームaiyueyoの入口となるナエドコでリードを担当していた時に、ナエドコ生が自分らしさを発見していく姿を見ながら「みんなのはじめの一歩を応援し合える場があったらいいな~」と感じたことが始まりです。

ナエドコでは3ヵ月かけて「自分が心から望む暮らし方や働き方」を描いていき、理想を実現するための「ナリワイのナエ」を考えて一歩ずつ進んでいきます。ゆっちさんは、そのナエを安心できるハタケ(=チームaiyueyo)で育て始めることで、ナエの成長をぐんぐん促せるのではないかと閃いたのです。

(ナエドコ5期のメンバー。仲間とともに自分の理想を思いっきり描いていく)
(aiyueyoの提供価値は6つ。循環商店街は③のナエを育てる場となっており、みんなで日々実験中)

チームaiyueyoのメンバーは全員がナエドコの卒業生。aiyueyo循環商店街はナエドコ卒業後も継続的に自分らしさを表現し、そのチャレンジを応援しあえる場なのです。

実験はまだまだ続いていく

2024年5月現在の参加者は78名、出店数は126店舗、循環した愛は650万愛を超えました。参加者も出店数も日に日に増えています。お店の掲載はnotion、愛の残高管理はスプレッドシートといったオンライン上のツールを用いて、メンバー同士でチェックしながら運用しています。

通貨である「愛」は、メンバーたちの経験や交流を育みながら、aiyueyo循環商店街の中を循環しています。循環商店街でお商売の実験をして、実際に自分のナリワイを作り始めたメンバーも出てきました。これから参加者たちにどんな変化が起こっていくのか、楽しみでなりません。

ライター/やまくぼ