2023/09/28
間引き菜の個性も愛でる。すべておいしいベビーリーフ菜園
「aiyueyoの愛食便り」では旬の食材を楽しむ暮らしをご紹介します。
育ったベビーリーフを収穫しよう
時折残暑を感じる中、日中も秋の空気を感じるようになってきましたね。
夏の終わりに「サラダ菜園」の種まきをして約1ヶ月。まいた種が少し野菜らしくなってくる頃です。順調に育ってくれた芽もあれば、芽が出なかったものや虫に食われてしまったものもあるかもしれません。
でも、心配しなくて大丈夫。いま育っているお野菜たちを愛でて育てていきましょう。そしていよいよお待ちかね、自分で育てたお野菜を収穫するタイミングです!今回はベビーリーフを楽しむ「サラダ菜園」の「間引き・収穫編」をお届けします。
(最初は心もとない感じがしますが、だんだんとにぎやかになってきます)
「間引き」も収穫
最初は小さく可愛らしい芽が少しずつ顔を出してきますが、気づけばたくさんの葉が成長してきます。そうなってきたら、「間引き」のタイミング。間引きとは、たくさん生えた新芽の中から、生命力が強い(茎が太かったり、葉が大きかったりする)ものを残し、それ以外の若い芽は土から引き抜く作業のこと。芽と芽の間隔を適切に保つことで日当たりや風通しをよくし、1つずつの芽を大きく育てるために行います。
そして、実はベビーリーフは間引きも収穫なのです。
ベビーリーフとは、発芽後10日から30日位までの若い葉の総称(参考:JAグループ茨城アモーレ)。まだ小さくても発芽して育った葉っぱは立派なベビーリーフとして食べられます。
通常、スーパーや直売所に並んでいる葉もの野菜は、間引きをして一つ一つを大きく育てます。でも今回のサラダ菜園は、ベビーリーフを楽しむことを目的にしているので大きく育たなくても大丈夫。小さくて柔らかい芽や葉のかわいらしさを愛でて楽しみましょう。
収穫の仕方は、ベビーリーフの根元を持って抜くだけ。食べたいときに食べたい量だけ収穫して、採れたてを味わうことができるのが自分で育てる醍醐味です。例えば、お昼ごはんのピザやパスタの仕上げにさっと添えるなど。彩りも栄養もプラスして、こころもお腹も満たされますよ。
間引き目的でなくても、収穫するときは端から順にではなく、混み合っているところから抜きましょう。
収穫をすすめると、プランターに残されたベビーリーフは広い土の上で成長できるため、だんだん大きくなっていきます。そうなったら抜くのではなく、大きい葉っぱからちぎって収穫します。そうすることで長い期間収穫を楽しめます。2週間から1ヶ月に一度の頻度で市販の肥料を少量ずつ足すとよいでしょう。
秋はおいしいものがたくさん出回る季節。自分で育てたベビーリーフで食卓を彩るとよりおいしくいただけそうですね。
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