2024/01/25

冬が旬!ほうれん草の美味しい食べ方

aiyueyoの愛食便り」では旬の食材を楽しむ暮らしをご紹介します。

1年を通してスーパーや八百屋で目にする「ほうれん草」ですが、旬は12~2月頃。冬のほうれん草は一段と美味しいんです。

今回は、夫がほうれん草農家で、ほうれん草がとっても身近な筆者が「冬のほうれん草が美味しい理由」と「美味しい食べ方」をご紹介したいと思います。

冬のほうれん草が美味しい理由

(採れたての鮮やかな緑がとても綺麗)

ほうれん草が冬に美味しく育つ理由は、寒さで凍らないように、糖を蓄えているからです。
他の冬野菜にも言えることですが、寒さで凍ってしまうと野菜の細胞が壊れてしまうので、身を守るため、細胞に糖を蓄えているのです。こうして糖度が上がることで甘みが増していきます。

そして、冬のほうれん草は、より甘みを感じられるだけでなく、栄養価が高いのも特徴のひとつ。
もともとほうれん草は、鉄分やビタミンCなど栄養豊富な野菜ですが、特にビタミンCは冬になると含有量が多くなると言われています。

一番おいしく、栄養たっぷりでいただけるのが旬の食材を味わう醍醐味。
冬のほうれん草、とっても魅力的ですよね。

ほうれん草の美味しい食べ方

ほうれん草は、主菜、副菜、スイーツまで、アレンジ方法がたくさんあります。
その中でも今回は、簡単に美味しく食べられる定番の「お浸し」と、寒い冬にぴったりの身体温まる「常夜鍋」をご紹介します。

■定番のお浸し

(シンプルな味付けでいただくと、よりほうれん草そのものの味が際立つのです)

(1)沸騰したお湯にひとつまみの塩を加えて、ほうれん草を2〜3分茹でます。
塩を加えることで、退色を防いでくれます。

(2)茹で上がったら1〜2分冷水にさらします。
茹でたほうれん草を冷水にさらすことで、アクが抜けるだけでなく、彩りを保ち、シャキっとした食感を残すことができます。
長時間さらしてしまうと、ビタミンCや葉酸など水溶性の栄養が逃げてしまうので注意です。

(3)水気をよく切ったほうれん草を4〜5cmに切ります。好みのお出汁に浸して、かつおぶしを散らしたら完成です。

■常夜鍋

(たっぷりのほうれん草とお肉は相性抜群。寒い時期こそ、どうぞ召し上がれ)

常夜鍋は、たっぷりのほうれん草と豚しゃぶ肉、椎茸や豆腐、油揚げなどを合わせて、ポン酢でいただくお鍋料理です。「毎晩食べても飽きがこない」という由来から、「常夜鍋」と言われているそうです。

(1)鍋に水、お出汁、酒を入れて煮立たせます。

(2)豚肉、ほうれん草、その他の具材を加えます。

(3)具材の火が通ったら、ねぎや大根おろしなどお好みで薬味を添えてポン酢につけていただきます。

「旬」を味わうこと

わたしは、旬の食材をいただくことが大好きです。その季節ならではの食材の魅力を存分に味わえる嬉しさがあるからです。  
この冬、寒い季節に甘みと栄養を増すほうれん草を、ぜひ堪能してみてくださいね。

記事内で紹介しているレシピでは、わたしの夫が営んでいる、茨城県小美玉市にあるほうれん草農家「みずの農園」のほうれん草を使っています。
葉が肉厚で苦味が少ないほうれん草は、茹で時間が短くても美味しくいただけます。

みずの農園
公式HP:https://hourensou.base.shop/

ライター/みずの いくみ 編集/ちーこ

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