2024/01/20
「メンバーの自分らしさ爆発!」未来のaiyueyoを想像してみた
わたしたちaiyueyoは、食を起点に自分を大切にし、自分らしく生きることで、半径5mからごきげんの輪を広げることを目指している活動体です。
そんなわたしたちの活動のひとつに「aiyueyo循環商店街」があります。メンバーがそれぞれ自分らしさを活かした小商いを考えて出店し、仲間同士で応援しあう社会実験の場です。この記事はaiyueyoメンバーのやまくぼさんがaiyueyo循環商店街に出店している「ヒーローインタビュー」を記事にしたものです。
ヒーローインタビューは理想の未来を実現した自分になりきってインタビューを受けることができるもの。理想を口に出すことで具体的にイメージできるので、不思議とその未来を叶えられるようになるのです。今回のヒーローはaiyueyoの旗振り役、あべなるみさん。2026年、35歳になった自分になりきってインタビューを受けてもらいました。
この記事で描かれている世界は、なるみさんの想像であり、あくまでフィクションです。「もしかしたらこんな世界もあるかもしれないな」、「なんだか楽しそうな世界だな」などと、想像をめぐらせながらお楽しみください。
(インタビュアー:やまくぼさん、お話しいただいた人:なるみさん)
すっかり変わってしまった世界で、ご機嫌に生きるaiyueyoメンバーたち
やまくぼさん:2026年、世界とaiyueyoはどうなっていると思いますか?
なるみさん:世界はすっかり変わりました。今までみんなが信じていた常識がほとんど通用しなくなってしまったんです。数年前まで一般的に良いとされてきた基準がなくなり、1人1人が自分の意志を持っていなければなかなか楽しく生きることが難しくなってきました。
でもわかりやすい世の中の基準がなくなった分、自分の軸を持った人にとっては、生きやすい時代になりました。その中で自分らしさを大切にしている人同士が繋がっているaiyueyoのメンバーは、新しい時代をリードする人たちになってきたと感じています。
たとえばちかさん。オーベルジュ(宿泊設備を備えたレストラン)を夫婦で経営しています。予約なんて全然とれなくて、仮に特別枠で入れてもらえたとしても半年後とかなんですよ。ちかさんは「現在の二者択一な世界から一歩離れ、あいまいさを味わう時間を過ごしてほしい」と考えて、アパート一部屋から宿を始めたんです。
「この場所の澄んだ空気にいざなわれ、自分にとっての心地よさに目覚めてほしい」そんなちかさんの想いが広がって、今では宿がある地域全体が自分を取り戻すのにまず行く場所として聖地化されています。
ちかさんのSNS | Instagram , X 宿たゆたうの詳細はこちら (2024年1月現在)
食材スタイリストのみーるちゃんは、農家さんが心を込めて作った野菜を色んな料理に変身させることで有名になっています。料理の腕はもちろんのこと、作り手さんや食材そのものへの愛がすごいんです!今や雑誌に引っ張りだこです。
みーるさんのSNS | Instagram (2024年1月現在)
「農家を旅する愛食コネクター」のくるみちゃんは、全国を旅しながら色々な農家さんに出会い、作り手さんと消費者のご縁を繋ぐイベントをたくさん開催しています。彼女も根底にあるのはつくり手さんへの愛で、その熱量や温かさに多くの人が集まってきて、ご縁が繋がるんです。農家さんに大人気で、日本中を飛び回っていますね。
くるみさんの活動詳細はこちらにまとまっています(2024年1月現在)
やまくぼさん:みなさん大活躍ですね。3人ともナエドコ※を経て、aiyueyoで色々なことに挑戦し、花開いたという感じですよね?
※ナエドコとは、愛本主義をベースとした自分らしい働き方暮らし方をはじめるために自分と向き合い、仲間と共に「らしさ」のタネを芽吹かせる3ヶ月のプログラムです。現在、3月スタートの8・9期生を募集中!エントリー締め切りは1/31(水)までです。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
なるみさん:そうですね。ご自身が努力されたのが1番大きいとは思いますが、その努力の過程で上手にaiyueyoを使ってくれたと思います。aiyueyoはその人が自分らしく生きるための場。「働く」も「暮らす」も自分らしさを見つけて、それを実践できる機会と応援してくれる仲間もいるんです。今となってはそのサイクルが浸透して当たり前になっていますが、まだ道半ばでうまく機能しきっていなかった頃から、3人はaiyueyoを上手に活用してくれていました。
やまくぼさん:なるほど、自分らしさを見つけて、いかすことを繰り返してきたからこそ、こんなに大変な状態の中でも、aiyueyoのメンバーは人生を楽しんでいるんですね。
なるみさん:みんなかと言われると、まだそうとは言い切れないかもしれません。大きな変化の中で、どう生きていいか分からなくなっている人もいます。でもaiyueyoには今300人のメンバーがいて、「自分の人生を生きるんだ!」と進んで引っ張っていってくれる人が多いんですよ。だからaiyueyoにいれば、そのムードに触れてだんだん自分の人生を楽しめるようになると思います。みんなきっと大丈夫。
愛本主義への輪が広がって仲間が増えた
やまくぼさん:なるみさんは今この世界にいることをどのように感じていますか?
なるみさん:今世の中は混沌としていて、どう生きていけばいいかわからなくなっている人も多いです。でも逆に人を息苦しくさせていたものがなくなって、みんなが自分らしく生きられる時代になったと考えることもできると思います。
やまくぼさん:というのは?
なるみさん:以前は「年収は高い方がいい」とか色んな思い込みに縛られて苦しんでいる人が多かったと思うんですよ。でも2024年から2025年の間にもいろんなことがあって、お金とか学歴とか性別とか関係なくなったじゃないですか。コロナのときも「仕事はオンラインでやればいいのか」と気づいたように、社会の変化とともに常識って変わっていくんですよね。
そうやって社会が変わっていく中でずっと変わらずaiyueyoが大切にしてきた考え方が愛本主義です。愛本主義とはaiyueyoで生まれた造語。愛あるいのちの循環を最優先に考える社会の仕組みを作りたいと思って考えた言葉です。まずは自分を満たし、らしさを発揮できる状態になると、次は自分の半径5mの人たちにその愛を分けてお役立ちできる。そのお役立ちが積み重なれば、その人自身も自分らしくごきげんに生きられるというのが愛本主義の考え方です。
aiyueyoではナエドコでまずこの考え方をインプットしてもらい、その後aiyueyoの内部、たとえば循環商店街などで色んな実験をしながらお商売の練習をし、自分の足で立って生きていくことができる人を増やしています。
「まずは自分を満たして、そこから溢れた愛で周りの人を満たす」
この愛本主義の考え方を軸に活動していたら、共感してくれるaiyueyoの仲間がどんどん増えていったんですよ。結果、個人だけではなく、銀行やホテルなどの会社もaiyueyoの考え方に共感してくれるようになりました。仲間同士で経済を回し、お互いを応援し合える環境を作れています。
2023年頃には、老後に備えて2000万円を貯金した方がいいと言われていました。本当は人との繋がりや信頼があればお金はそんなになくても生きていけるのに、当時はそれが見えてない人が多かったんですよね。でもaiyueyoではあの頃から、お金よりも人との繋がりや自分のやりたいことを仕込んでいく大切さを広めていました。今になってそれがようやく社会にわかってもらえたんだなあと思います。
「あべなるみの」から「みんなの」aiyueyo元年になった2023年
やまくぼさん:2023年のaiyueyoの活動が今の基盤になっているように感じるのですが、どうですか?
なるみさん:そうですね。今の基礎は、やっぱり2023年にできたと思います。2023年より前は、あべなるみが作るものがaiyueyoだと思っていました。でも当時2人目の子どもが生まれて、自分ひとりでは馬力が足りないことに気づいたんです。
そこから徐々にチームとして動き始めて、みんなの特技を活かした講座も始めたんです。自分の得意なことをシェアすることでチーム内での学び合いができるようになりました。
aiyueyoには学んだスキルを早速活かす場もあります。最初は自分じゃない人が講師をすることが不安でしたが、思い切って仲間に任せてみたことによって仲間同士でお金を回せるようになって経済圏が広がったんです。今はaiyueyoがステージを用意して、チーム内の誰かが主役になっている状態が当たり前になっています。でも2023年より前はそんなこと考えてもいなかったですね。
(今まで実施した講座の一例。今後もどんどんメンバーのスキルや知識をシェアしていきます。)
やまくぼさん:2024年はまた何か変化がありましたか?
なるみさん:aiyueyo内で30人のスターを生むという目標を掲げたことで、運営があべなるみじゃなくても良くなって、本当の意味でaiyueyoが自由な組織になったと感じました。2023年に「世界の5人に1人が愛本主義を体現し、命を大切にする社会を作る」というビジョンを作ったんです。当時aiyueyoにいた人数の5人に1人が30人。すると本当にそのくらいの人数の人が活躍してくれて、その後もどんどんどんどん愛本主義を体現する人が増えていったんです。
それより前は、 お金に縛られてやりたいことをやれなかったり、自分に自信がなかったりする人が多かったです。でも2024年頃から「私は私で素敵なんだ」と気づいて自分らしさをド直球に表現して、みんなに応援される人が増えたんですよ。自分が唯一無二の存在であることを自覚して前に出る人が増えてから、aiyueyoは大きく変わりましたね。
やまくぼさん:2025年はどうでしたか?
なるみさん:世の中的にしんどい年だったと思いますが、aiyueyoのメンバーにとっては追い風が吹いた1年だったと思います。それまではお金に縛られて動けなかったメンバーも、お金がほとんど機能しなくなったことで、逆にのびのびした印象があります。
大事なのは自分の軸で生きること
やまくぼさん:この3年で世の中もaiyueyoも大きく変わりましたよね。
なるみさん:そうですね。aiyueyoのみんなが目立ちすぎちゃって、ナエドコの参加希望者が殺到しているんですよ。ナエドコは広げれば広げるほどいいってわけでもないので、今後の受け入れをどうしようかなと考えているところです。
やまくぼさん:aiyueyoの取り組みに共感する人が増えてきたってことですか?
なるみさん:はい。2025年の出来事があって、自分の軸で生きることが必要だとみんな分かってしまったんですよ。aiyueyoでは以前から自分の軸を持って生きることを広めてきて、体現している人もいっぱいいます。だからここに来れば変われると思っている人も多いのかもしれません。
でも「ここに来るだけで変わる」なんてことはなくて、やっぱり自分が行動して、変わるしかないんですよ。今はナエドコに応募してきてくれる方みんなを救い切ることはできないと思っているので、 自分の本当にやりたいことをより具体的に描いていくナエドコのひとつ前の、マインドを学ぶ学校みたいなものが必要なのかもしれないですね。
私自身もこれからaiyueyoを使って、新しいナリワイを伸ばしたいと思っています。海外でナエドコを開く夢ももうすぐ叶います。まずはニュージーランドで開催することになりそうです。
(インタビューはここまで)
未来の自分になりきってインタビューに答えるっておもしろいなあと思いました。今回のインタビューでなるみさんが思い描く未来をシェアしてもらい、これからは本当に、お金よりも自分らしさが大切にされる世の中になるのかもしれないと思いました。
世の中にはお金を稼ぐために自分らしさを閉じて生きてしまっている人も多いと思います。でもせっかくこの世でたったひとりのわたしとして生まれてきたんだから、わたしらしく輝いて生きていきたいです。私はaiyueyoの仲間になったばかりですが、これからaiyueyoでたくさん実験して、自分らしく自由に未来を切り開いていきます。