ハタケとことば

土の中に生息する多種多様な微生物のこと。

菌類、細菌(バクテリア)、放線菌、藻類などが含まれ、1グラムの土壌中には数千万から数十億の微生物が生息しているとされています。土壌微生物は、自然界の有機物を無機物に分解し、物質循環の役割を果たすとともに、土壌の性質に変化を与え、植物の生育にも大きく関係しています。

土壌微生物の多様性を保つことは植物の生育環境をつくる上でとても大切であり、バランスが崩れると植物の病害や生育不良が発生します。場所を変えずに同じ作物を作り続けると連作障害が起きやすい原因は、この土壌微生物の多様性が崩れ、増殖した病原菌によって引き起こされるのです。

わたしたちの目には見えない菌の世界ですが、自然界の循環や作物を育てる上でとても大切な役割を担っています。

ハタケトでご紹介する農家さんや生産者さんの多くが土壌づくりにこだわるのも、微生物の役割を把握しているから。Farmingbearの食育通信では土にたくさん栄養をあげずに根っこを育てることや、やなぎさわまどかさんのコラムでは野草から気づいた土壌の生態系の違いについて書いています。

(文:こがひろこ)