2024/06/28

楽しさ広がるエコラップ!くらし探検を味わうurocowrapの遊び方

「地球にやさしいくらしは楽しい」が当たり前の社会になることを目指し活動するくらしの目からウロコ。「くらしの探検はじめましょ?」をかけ声に、「くらし探検」をコンセプトにしたurocowrapを6月13日(木)にECサイトで販売を開始しました。

ECサイト:https://urocowrap.official.ec/

そんなくらしの目からウロコを運営するあづあづとゆかちゃんへ、インタビューを通じurocowrapの開発の裏側や楽しみ方、ウロコのこれからについて探っていきます!
7月末には植物染料を使用した新たなラインナップ、urocowrap-SHIKI-も発売されるそうですよ!

もっと多くの人に地球にやさしい暮らしを体験してもらいたい!

── urocowrapをはじめたきっかけは?

「地球にやさしい暮らしは楽しい」をテーマに、2020年よりエコ、エシカルを身近に感じられるオンラインイベントや仲間とつながる場、ウロコミュニティを展開してきました。合わせて、これまで、くらしの中で毎日できる小さなエコアクションやイベント、大型ショッピングモールでのみつろうラップの手作りワークショップなどを開催してきました。

2023年夏から、「もっと多くの人に地球にやさしいくらしを体験してもらいたい!」という思いが強くなり、暮らしの中でも身近で手に取りやすい「みつろうラップ」を、商品化するプロジェクトをスタート。そして半年以上の試行錯誤を経て、「地球にやさしいくらしは楽しい」の第一歩目となる天然の食品用ラップ『urocowrap(ウロコラップ)』を販売することができました!

urocowrapは2種類あって、通常のプリント版に加え7月末頃より発売予定のurocowrap-SHIKI- は、植物染料を使いすべて天然素材にこだわっています。使い終えた後は土に還すこともできるんですよ。

大阪ポップなurocowrapは楽しくて地球にやさしい「くらしへの招待状」 

urocowrapは、ミツバチが作り出す天然のロウ「みつろう」をオーガニックコットンに染み込ませた天然の食品用ラップです。ただエコで使いやすいだけでなく、もっと楽しめるアイデアとユーモアをかけ合わせた大阪ポップなデザインを採用しました。

関西に住む私たちのスピリットとして、「エコもおもろくやっていこうぜ!」という気持ちも込めています。実用性はもちろんのこと、エコに関心がなかった方にもurocowrapが楽しめるように、オリジナルな巻き方もワークショップでたくさん発見しました!

実用性のあるものから、実用性はまったく無いけどやってみたくなる巻き方まで(笑)。単純にお皿や野菜を包むだけじゃなくて、子どもから大人まで家族でurocowrapで遊ぶことも楽しんでもらえたらいいなと思ってます。

これまで他で販売されてきたみつろうラップはシンプルなものが多いです。元気なみつろうラップがあってもいいよね!という気持ちを込めました。地球にやさしい暮らしって楽しいかも!そんなワクワクする気持ちを感じていただけたらいいなと思っています!

飾ってもらってもいいし、折り紙みたいに使ってもらってもいい。みつろうラップってこういうものなんだ!ってところから、みつろうラップについてもっと知ってもらえたらなって。ミツバチと農薬について、食品とフードロスについて、コンポストと土のことを知ったり。

環境について、伝えられるメッセージが多いのがみつろうラップだと思っています。
いろんな切り口で色々深堀できるんですよ。

これから、自分でみつろうラップを作るキットや、urocowrapのメンテナンスキットも作る予定です!子どもの自由研究で使ってもらうのもいいなと思っています。自分で作ることに意味があると思っているので、今後は作る体験も増やしていけたらと。

何でできているんだろう?この成分ってなんなんだろう?物事の背景を知って、理解する、知ろうとすることが大事なんじゃないかって思うんです。手を動かすことは物事の背景を知ることに繋がります。urocowrapを通じてつくる体験もぜひ楽しみにしていただけたらうれしいです。

──どんな人にurocowrapはおすすめでしょうか?

これまで3年活動してきて、エコに関心のある人に楽しんでいただける場づくりは、できているという自信があります。そして、これからの地球にやさしい暮らしを当たり前の社会にするというビジョンを考えたときに、もっといろんな方に、エコに関心ない人にも広げていきたいと考えました。

これまで届けてきた、すでにエコに関心のある人たちはもちろん、くらしがもっと面白くなればいいなとか、環境に配慮できることができたらいいなとか、子供たちの未来を想像したときに何かできることはないかな?と考えたりしている人。未来に対して何かできることはないかな?と思う第一歩にしてもらえたらいいですよね。

みつろうラップは普段使っているラップを少し変えるだけでいいので、身近で手に取りやすい商品です。くらしの中でできることを提供して、まずは使ってみてもらう。くらしに身近なものだからこそ、エコに関心がない方にとっても、関心の入り口になってくれると思っています。 

今回の開発にあたり、コミュニティーのメンバーに何度もヒアリングをし、松脂を入れたラップが一番使いやすいと判断し、材料の分量も配合も使いやすいものを目指しました。メンバーには、みつろうラップの愛用者もいれば、使いこなせない、使っていない人もいます。みつろうラップを使う使わない両者ともに、経験値の高いメンバーの声を反映できるのも、コミュニティのいいところだと感じています。

画面オフでもオンでも好きな楽しみ方ができるウロコミュニティ

愛辱フェスで手ごたえ!海外展開も夢じゃない!?

──愛食フェスで事前に販売しましたが、どんな反響でしたか?

「デザインが可愛くてワクワクする」「これならすぐに自宅で取り組めそう」などの声をいただきました。そもそもエコラップを知っている人が多かったのもびっくりです。デザインに関心を寄せてくれる人も多く、このデザインにして正解でした!

海外の方の反応もよかったのが印象的で。海外在住の方や、韓国の料理家の女性にも購入いただきました。他国にもポップなデザインはないと思うので、大阪ポップを打ち出していって、ECを海外展開できたらいいなと妄想しています!

urocowrapは一つの手段。目的は、地球にやさしいくらしの楽しさを広げていくこと。海外の人にも響くようなら手に取ってもらえるように広げていきたいし、その際はコミュニティもグローバルになる日が来るかもしれません。いろんな地域のエコアクションの情報を共有し合えたら楽しそうです!

へちまたわしも好きですし、今後も楽しい商品を開発したり、ワークショップやイベントもやっていけたらなと思っています!

「楽しい」は一番のサステナブル

──あづあづのくらしの探検を教えて!

urcowrapのコンセプトは「くらしの探検」です。森の中の虫探しではないけど、こんな虫がここにいたのか!こんな生き物がいるのか!みたいな子どものときに感じた自然のワクワク感がくらしの中にもつまっているんです。

洗剤を使っていたけど、重曹でよかったんやん!
ペットボトル買わなかったらプラゴミめっちゃ減るやん!という発見。

エコな視点からはじまったものですが、家のお掃除グッズを買わないと節約にもなって、ボトルもなくなって家の中がシンプルになりました。洗剤やシャンプーなどの使い捨てのものは、なくなったら買わなきゃ、使わなきゃっていうことを考えるだけで頭が忙しくなりますよね。

使わなくなったり、量を減らした分、分別したり捨てたりという小さなことで忙しくさせられたなという感覚がなくなり、自分の時間にゆとりも生まれました。

家族も最初は抵抗あっても意外となくてもいけるんだね!と面白がってくれています。エコが入り口だったけど、暮らしをシンプルに、ミニマリストに近しい暮らしかもしれません。

野菜の皮は、お酒と水をいれてだしをとってお味噌汁を作る。生ゴミはコンポストに入れることで微生物に感謝できる。生ゴミ汚いねっていうより、全然捨てるところがないよね、というところに気付くのも価値。人生でみたときにこれは資源だねと思えたら、心が豊かだし穏やかだなと感じるんです。

何を判断基準にするか、自分の判断基準をもって自分で決める。人生で自分で決めるっていうアクションを増やすと、自己肯定感も上がると思います。いろんなことを知って、自分の判断基準をもつと人生は豊かになる。くらしの中でも小さな決断が増えていくと思っています。

どんなものをどんな基準で生活に取り入れたいか、そんな試行錯誤する探検を楽しんでほしいなって思っていますし、urocowrapの楽しみがその一歩目の役割を果たしてくれたらなと思っています。