ハタケとことば

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過去に農作物を栽培していた耕作地であったものの、過去1年以上作物を栽培せず、再び耕作する予定のない土地のこと。

耕作放棄につながる原因は、高齢化による労働力不足や、後継者など農地の受け手がいないことなどが挙げられます。現在の日本の耕作放棄地は約42万ヘクタールを上回ると言われ、国内の農地は長期的な減少傾向が続いています。

そうした耕作放棄地を活用する場合、「農村漁村振興交付金(最適土地利用対策)」という支援もありますが、活用方法として養蜂や放牧、機械化や共同化による省力作物といった事業であること、さらに地域の特性を生かしたり、地域資源の付加価値向上となることが必要です。

企業や特定非営利活動法人(NPO)の農業参入、市民農園の拡大など、耕作放棄地の解消に向けた取り組みをしている地域もあり、大きな可能性があるのも事実です。

これまでハタケトでは、コミュニティの場として耕作放棄地を活用しているはしかよこさんの活動を紹介していました。

(文:こがひろこ)

(参考)
農林水産省(農村魚村振興交付金)
農林水産省(耕作放棄地の動向と担い手への農地利用集積の促進)
千葉県(耕作放棄地対策)