
2025/07/16
スイートポテトめでたべ会レポート
こんにちは!Koike lab.伴奏隊のチームaiyueyoきしかなこです。先日、6/15(日)に「スイートポテトめでたべ会」を開催しました!
Koike lab.「もったいない工房」のスイートポテト5種類を、作り手さんのストーリーや裏話を聞きながら美味しくいただきました。この記事では、そんな当日のおいしい様子をお届けします。
めでたべ会とは?
「生産者さんの想いやこだわり、生産方法、種類ごとの違い・・・食材がもつストーリーをさまざまな角度から掘り下げて、その上で五感をつかって愛でながら味わう。そうすることで普段何気なく行っている「食べる」という時間がもっと愛おしいものになるのではないか・・・?」
こんな発想からうまれたのが、旬の食材を愛でて食べて、心とお腹をごきげんに満たす食の体験会である“めでたべ会”です。これまでも品種ごとの違いを目で見て、食べてみて、楽しむ食材を取り上げてきましたが、11回目となった今回は、Koike lab.の中で一番初めにできたスイーツ商品であるスイートポテトのめでたべ会でした!
つくり手さんとナビゲーター

今回スイートポテトを提供してくださったのは、Koike lab.代表の小池菜摘さん。
岐阜県中津川市で150年以上続く芋農家をお祖父様の代から受け継ぎ、規格外・傷物野菜を専門に加工する「もったいない工房」を2018年より運営されています。
「いのちを1gも無駄にしない」という信念をもった菜摘さんの解説とともに、味や食感の違いを感じながらいただくスイートポテトたちはまた格別でした。
菜摘さんの「もったいない工房」にこめた想いの記事はこちら。
めでたべ会へ参加されなかった方もぜひ読んでみてくださいね。

ナビゲーターは、私と同じくKoike lab.伴奏隊として日頃からKoike lab.さんのSNS支援やサポートをしているおゆりさん。
お芋たちとKoike lab.への愛が溢れるおゆりさんが、今回スイートポテトの魅力をご案内してくれました。
それでは、当日の様子を詳しく見ていきましょう!
見た目や香りなどを楽しむ「めでタイム」
参加者のみなさんへ事前に届けられた5種類のスイートポテトたちは、全て手作り。しかも発送作業までご自身でおこない、全国の参加者さんのもとに届けてくださいました。

もしかしたら待ちきれず、めでたべ会前に食べた方もいらっしゃったかもしれません(笑)。
我が家は、お芋が大好きなこどもに見つからないようにそっと冷蔵庫に隠しておきました。
当日は、ナビゲーターのおゆりさんの「まずはどの子から食べる?」の声かけで、形を愛でたり、手に取ったりの”めでタイム”から始まりました。
焼き上がりの色にも個性がある、ひとつひとつ手作りだからこそ実現する可愛らしい見た目。美味しそう!
そして、いただきますの声かけは、菜摘さんからしていただきました。
「うちのかわいいお芋ちゃんが今日あなたたちの血となり肉となることをとても嬉しく思います。」という言葉をいただき、スイートポテトのことを”うちの子”と呼んでいる菜摘さんにきゅんっとしながら、”いのちをいただく”ことを実感する時間となりました。
ひとつずつお芋の個性を味わう「たべタイム」
個性豊かなお芋をまるごと味わう
菜摘さんから各スイートポテトへの想いを聞きながらのたべタイムがスタート。5種類のスイートポテトを商品として誕生した順に、長男、次男…と紹介するおゆりさんのお芋愛がすごい… !
順番にご紹介していきます。

・坂本あずま(長男。 写真左から2番目)
ほくほく系。中津川でかつて試験的に作られた品種で、先祖代々これだけは絶やさないようにと言われ、今では菜摘さんのところでしか作っていないお芋だそうです。2022-2023年度には、全国で5品種だけ選ばれる「さつまいもアワード」を受賞!いちばん始めに私もいただき、ほくほくで優しい甘味がとっても好みでした。
・シルクスイート(次男。写真一番右)
しっとり系。さつまいもの繊維をあまり感じない絹のようにとろとろで滑らか。甘くてびっくりしました!最近スーパーに出回らなくなったのは、茨城県の生産が「べにはるか」に切り替わって生産されなくなったとのこと。普段、さつまいもの品種を細かく気にしたことがなかったので、私たちの食生活を支えるために様々な事情で食べ物が作られていることを感じました。
・パープルスイートロード(三男。写真一番左。)
ほくほく系。緑茶にあう品種で、他の子たちとも違うすっきりとした甘さが特徴。甘いのが苦手な人でもこれなら食べられるという方もいるそうです。私は、息子に2つとも食べられてしまったので、味わえず。。。またの機会にいただこうと思います(涙)。
・べにはるか(四男。写真右から2番目)
さつまいもといえば、べにはるか、になりつつあるくらい現在の品種の中で人気NO.1!
甘味がガツンッとくる、後を引く甘さが特徴のねっとり・しっとり系なお芋です。確かにこれ一つだけで大満足するくらいの味の濃いお芋でした!
・金時芋(五男。写真真ん中)
ほくほく系。唯一お芋のまま調理をした時に、皮ごと美味しい種類だそうで、もったいない工房のレトルトカレーやさつまいもの甘露煮の商品で使用する時も、他の品種は皮が剥けてしまうのですが、金時はしっかり皮が残るそう。洋風・和風の料理の両方にもいける、万能お芋です。
ご家族や友人同士でシェアしながら、5種類全部を味わった人たちがほとんどでした!やっぱり全部食べてみたくなっちゃいますよね。
探してみよう!みんなの推し芋はどれ?
一通り食べ終わった後は、みんなの推し芋(お気に入りの品種)をシェア。悩みながらも選んだ私の推しは、一番初めに食べた、ほくほくの坂本あずま!
参加されていた皆さんも、チャットでたくさん教えていただきましたが、今回のめでたべ会では、シルクスイートが人気でした。さつまいもに関する知識や想いを聞きながら食べると、お腹を満たすだけでなく、普段はあまり意識しない感覚を研ぎ澄ましながら味わう楽しさがありました。
ちなみに菜摘さんの推しも、坂本あずま。菜摘さんと一緒で嬉しい!と思いつつ、理由を聞くと、味で評価されたという自信と、うちにしかいない子という誇りがあり、やっぱり坂本あずまに戻ってくるという素敵なお話を聞かせていただきました。
もったいない工房のこだわり
スイートポテトの80%以上がお芋であるこだわり
後半には、もったいない工房のこだわりについてもお話を聞くことができました。
一般的なスイートポテトは、加工原価を抑える理由から原材料に様々な工夫がされているそう。もったいない工房のスイートポテトは「お芋は入れられるだけ入れてしまおう!」という菜摘さんのこだわりから、80%以上がさつまいもでできています。だから、こんなにもさつまいもそのものの個性が際立って、食べ比べをすることができるのですね。
こうしてお芋をそのままたっぷり味わえることに感謝をしながら、日頃私たちが手に取りやすく、安価で食べれるスイートポテトにも同時にありがたみを感じました。
時期によっても違うお芋の個性
いのちを無駄なく使い切るため、もったいない工房のお菓子たちにはたっぷりお野菜が入っています。そうすると生地が柔らかくなりすぎて形をつくることが本当に苦労するそうです。堀りたて、熟成後、春先、といった時期でも全く別物になるくらい質感が様々。
Koike lab.は通年同じレシピなので、「今回は柔らかいね〜」「今回は硬いね〜」とその時その時のお芋や野菜の個性をめでて作っていらっしゃるのです。
品種の違いに加え、時期の違いやそのお芋自身の個性が合わさって、毎回違う食感や風味を楽しめることも、Koike lab.のスイートポテトならではの魅力なのだと改めて思いました!
毎回季節ごとの味わいを楽しみたくなりますね。
菜摘さんお誕生日おめでとうございます!
最後は、菜摘さんへの質問タイム。農業の話だけでなく、議員活動にも触れてお話もしていただきました。そして、この日から数日後の6/18は菜摘さんのお誕生日。
サプライズでお祝いの言葉をお伝えし、みんなで記念撮影を。普段からこんなに愛情のこもった食べ物を届けてくださる感謝とともに、改めて菜摘さんの想いやストーリーを聞き、みなさんと共有することは、ただ食べるのではなく、まさに目の前のお芋のいのちを感じられる本当に尊い時間でした!

参加者の声
Xでもたくさん #めでたべ会 の感想をつぶやいてくださいました!推し芋を教えてくださったり、みなさんの美味しいしあわせと楽しさが投稿から伝わってきました。見ているだけでも、またすぐに、菜摘さんのスイートポテトが食べたくなります。
Koike lab.「もったいない工房」のお菓子たち
なるべく野菜をまるごと、”いのち”をまるごと食べてほしいという気持ちがこもった「もったいない工房」の商品には、スイートポテト以外にも加工品がたくさんあります。
お野菜クッキーやレトルトカレーなど、わたしたちの身体にも優しく、1gでも多くのいのちを救う、というフードロス削減を目指して生まれ変わった子たちをどなたでも気軽にご購入できます。
・もったいない工房の理念に共感する方
・フードロス削減に関心のある方
・Koike lab.のお野菜や加工品が気になった方
これからの季節、帰省のお手土産などちょっとした贈り物にもぜひお手に取ってみてください。
Koike lab.「もったいない工房」のご購入はこちらからどうぞ。
執筆/きしかなこ